夜更け 眠れなくて裏町のバー意識飛ぶまで飲む年頃じゃないし何か話してお洒落なバーテンダー人生経験の深いとこ見せて私 自由だった後悔はない酔うとこの世の果て境界に立って日々の暮らしが流れる川を見るの過去っていいね心が和む付かず離れずにね自分と歩く愛しすぎず憎みすぎず自然体で生きていたいフローズン・ダイキリハバナでヘミングウェイが愛したお酒一口いかが付かず離れずにね自分と歩く愛しすぎず憎みすぎず自然体
湖の岸であなたは枯れ枝に火をおこしてた火の粉たち風に舞うたび静けさの完璧な和音愛してる 愛してる何も不満はないけれど不協和音 いつからか空耳みたいに聞こえるの不協和音 この恋はいつからきしんで泣いたのか明日まで 夏の休暇は戻ったらいつもの日常最近は惰性に生きてプレッシャーもない振りしてる愛してる 愛してるそこに嘘などないけれど不協和音 ささやきに嫉妬の混じった声がする不協和音 鍵盤がそこだけ違った
会話の最後にため息ひとつあなたはあわててエア消しゴムで消すゴシゴシ嫉妬の焼け焦げそらした視線二人の透き間のギクシャクした時間渦巻くスプーンの形に毛布にくるまって背中を抱いた夜言葉の矢は鋭くていつの間にかハリネズミ消しゴム貸してね私にも消したい過去いくつかあるし気楽な生き方選べないからコツコツ生きよう邪な考え消しさり一雨きそうな夜更けの物思い嘘がほんとになる言葉の矢は鋭くていつの間にかハリネズミ売り
異国の酒も飲み慣れるよねだって食事が美味しそうだし鞄ひとつの軽い荷物があなたの自由 物語ってた港町 突堤に立てば360度哀しい景色さああ あなたは何かジェスチャーしたねああ 汽笛で何も聞き取れぬままゴメンねと言ったのかサヨナラと笑うのか声にならない…しゃくり泣きもどかしいほど口下手だけど目は透明で嘘がなかった冗談言って人を笑わせ自分はあまり笑わなかった不器用な生き方ね人生っていつもオチのないジョー
白障子 指を束ねてコンコンと狐の影絵ねえお酒 弱くなったね言葉尻 ふっと途切れて静けさの落下傘たちぼくたちは抱き合っていてどちらかが手を離したら闇の底 墜落しそう枝垂桜くらくら枝垂桜くらくら部屋に吹き込む花びらが渦を描いて舞ってます花びらが頬に貼りつくとらないで このままでいい嘘泣きで花の涙と洒落てたらほんとに泣けた一言を口に出したらこなごなにすべて壊れるぼくたちはだから無口に夜の音 耳すますだけ
優しくささやく夜の歌静かな森までおいでって梢がさわぐよ青い月遊ぶ影秘密の庭には誰一人来ないから小夜鳥 かわりに歌ってよあなたに言えない愛の歌小夜鳥 苦しいぼくの恋知っていて嘆きの綺麗な笛を吹き揺さぶってかたくなな胸が少しずつ動き出すように恋人よ そばに来て抱いてて
恋に落ちるってのは本当の墜落立ってた地面が消え上下左右もなくfalling love falling love知り合って数秒後にはなんとなく理解し合えるどうやって生きてきたってそんなこと何も知らずに思いつく牽制球の言葉投げ反応みたりブレーキをかけるつもりでアクセルを踏み間違えて恋に落ちるってのは本当のきりもみ輪を描いた花火の残り火の糸たちfalling love falling love理性など無
枯葉が散り 風に舞い大地に触れる音が鼓膜に届いたのあれは命の微かな悲鳴葉の雨に抱かれ人差し指 頬のカーブ撫でてこんな風にめぐり逢えたことも生まれる前に決まってたことそう 運命滅びのあと誕生する草や花の美しさ回転する夜空の星座たち見上げてたら吐く息も白いねどちらかが死ぬ時が来るまでねえ そばに置いて黒い髪であなたの指を巻く悪いものがけしてつかぬように不幸のあとに倖せが来るそんな輪廻滅びのあと誕生する
海鳴りのもっと深くで人魚たち 泣いてるみたい無理やりに鋏(はさみ)で切った愛だから逆に縺(もつ)れる運命(うんめい)を遮(さえぎ)りたくて出した手がもう折れそうでほら雨が雪になりそう泣き言(ごと)は喉(のど)で封(ふう)じた砂時計 身体(からだ)ごと心ごと砕(くだ)けてく砂時計 手にのせた人生が人生が零(こぼ)れてく海鳴(うみな)りのもっと深くで人魚たち 泣いてるみたい定期入れ 家族の写真男の子 
ワインのせいね 楽器のようにその手が触れると音符が零れた何度か深く傷ついたくせまた恋の魔力逆らえなかった私の生涯一素敵な夜 ありがとうさみしいときは恋歌を歌ってねこの綺麗な朝がもしかして二人の始まりになるかも時計の針を少し進めてねえ3年後も一緒にいるかな私の生涯一大事な朝 ありがとう群青の空 風に舞う鳥の声この世界の隅で抱き合った二人の運命の不思議ささみしいときは恋歌を歌ってねこの綺麗な朝がもしか