夜間飛行 – カルメン・マキ

あれはもう肌寒い夜だった
幾度も振り向いてみては
遠くを走る汽車の音に
胸をしめつけられていた

うずくまったままで
ひとり泣いていたら
いつのまにか空を
ゆっくり登ってた

ひとつふたつ消えていく
街の灯りひろいあつめて
月を滑りちりばめたよ
あなたの元に届くように

このままいつまでも空に抱かれながら
幼い日の夢を見続けていたいのさ

ふりそそぐ星の中に吸い込まれて
浮かんでいた

夢を忘れた大人じゃなくて
昔思った子供のように
時の流れをいつしか越えて
星にうもれて漂っていた

寂しさ埋める街ひとり探しながら
遠ざかる口笛をため息に変えるのさ

よみがえる熱い思い
もう返らぬ遠い あの夜

夢を忘れた大人じゃなくて
昔思った子供のように
時の流れをいつしか越えて
星にうもれて漂っていた

夢を忘れた大人じゃなくて
昔思った子供のように
時の流れをいつしか越えて
星にうもれて漂っていた