君は聞いたことあるかな 夜行列車「TONIGHT」行き先は誰も知らない 乗車券は片道この夜を越せなそうな しょぼくれた人たちの窓辺にそっと忍び寄る力なく泣き叫ぶような汽笛の音薄暗い客車の窓は命の灯火のように今夜あたり闇を切り裂いてさあの列車が 君んちの窓を叩く気がしてさTONIGHT 一人じゃない 君のそばにいるよいさせろよ 何もしないよ ただ朝を待つだけさひとつ またひとつ 花でも摘むように君の
遠い遠い昔の話だな 忘れてても無理はないかなけどとっても大事なこと 忘れてしまった気がするな商店街を颯爽と 少年が一人駆け抜けるださい自転車はたぶん祖父か祖母のしましまのTシャツ 色あせたリュックサック 見覚えのある後ろ姿誰だったっけな 誰だったっけな あれはぼくだ遠い遠い昔の話だな 忘れてても無理はないかなけどとっても大事なこと 忘れてしまった気がするな行き先は塾かな 誰もいない食卓かな君もいろ
あたしのフェイバリットプレイスはセンター街でも彼氏の部屋でもなくて高速道路状態の夜の国道の 中央分離帯のその上空しさとか けだるさとか 風の中で砕け散るのヘッドライトに照らされながら あたしは踊る 激しく踊るあたしが感じたいのは 誰かの愛でもエッチの快感でもなくて生きてる実感 確かめたくて 確かめたくて肩幅くらいの中央分離帯 右も左もあっちの世界あたしの脇をいかれたスピードで すり抜けていく弾丸ほ
朝も昼も夜もそれ以外もHIGHとLOWとMIDとその他諸々でぼくらの日々を煽って彩ったカビくさいステレオがあったろいつしか忘れてしまったな思い出せ あの情熱を ボリュームを上げろ!消えちまった青春 呼び戻せスピーカーどんなふうにぼくらは歌ってたっけな奪いたいものがあって 叫びたいことがいつもあったな何一つその手に掴めなかったぼくらの 歌があったよな今日も明日も明後日もそれ以降も雨と風と汗と涙の類で
私たちが生きる意味を 思いつくままこのノートに書きましょう私の字で あなたの字で 思いつくまま 小さなことでもたとえばすべてを手にした時たとえばすべてを失った時にいつか私たちが 空っぽな世界に立ち尽くす時にそっとその背を押せるような 証を残しましょう私たちは ほら 生きている私たちは生きることを讃え合って歩むのです私の手で あなたの手で 支え合って歩むのですたとえばこぼれたため息の数たとえば溢れた
「車の免許とってよ」って 本当はぼくに言いたかったんだね「海へ連れてって」甘えた声で君はぼくに言ったねぼくはバカだから 自信もないし 新しい自転車を買った君を乗せて行こうと思った 遠い遠い海へと嘘じゃないんだぜ 嘘じゃないんだぜこの手紙は海で書いてんだ波の音 潮の香り 君を連れてここへ来るんだ車の免許ないけど かっこいい自転車があるよ少しずつしか進めないけど ちゃんと来れたよ ここは海だようそじゃ
革命の朝 いつまでも布団にくるまってさ窓の外 仲間たちの雄叫びをベッドで聞くのそんな感じ そんな感じ きっとあなたは そんな感じ言い残して 恋人は部屋を出て行ったわかってるんだよ 変わらなきゃそんなことは わかってるんだよベッドの上 ひざを抱えて震えている立ち上がれ おれ 時は今 今窓の外 鳴り響く正午のサイレンせめてカーテンを開けろ!鬨の声は 待てども待てども聞こえてこないから立ち上がれ立ち上が
ぼくが死んで そして生まれ変わったら サボテンになりたい君の部屋の窓辺にちょこんと腰掛けて また君と暮らしていいかい?いつも いつでも そばにいるよもう君に触れることはできないけどときどき ときどき ぼくを見つけてそんなとこにいたのって 笑って月明かり ぽつんと長い影を作っているぼくの姿はいじけてるみたいに見えるかもしれないちがうよ 幸せなんだよいつも いつでも そばにいさせてもう君に歌うこともで
電信柱によじ登って見ていた 終わりゆく世界の朝を見ていた誰も何も知らない ぼくだけ知ってる 世界は今日終わるいってらっしゃい いってきます 玄関の風景おはよう おはようございます 街角で咲いた風景行きかう人々のそれぞれの今日と未来を朝がまぶしく照らしたよ君に手紙を書こう 最後の手紙をこの世界はとても美しいってことさびれた町工場 動き出した機械音ださいヘルメット 駆け抜ける通学路こわくて外に出れない
さっきから君がぼくの背中をさすっているんだ吐き出すものなんてもう何もないさ キスがしたいな便座にしがみつくぼくの手は 中途半端なアーティストの手支える君の小さな手は 労働者の手ありがとうとごめんねとどっちが気持ちが伝わるものかしらどっちもかな どっちでもないかなそんなことを考えてた君のお金でぼくが たくさんたくさん お酒を飲んでさ吐き出すものなんてもう何もないさ キスをしようぜ粘ついた唇 拒まない
扉に挟まれることが 酷くかっこ悪い気がするので駆け込み乗車は基本しない そんなぼくを駆け込ませたのは握り締めた君の写真雑音交じりのスピーカー 車掌さんが告げる 終着駅は君の町一つ一つの駅に丁寧に停まっていく ぼくも丁寧に君を想ってみる終着駅はまだ遠く君の町の方へ向かう あの電車に飛び乗ってさ君はぼくじゃなきゃ ぼくは君じゃなきゃその理由を考えてた一つずつ減ってくんは残りの駅 一つずつ増えてくのは不
暇つぶしに持ってきた小説も読まず ただただ見ていた君のTシャツとぼくの下着が仲良く絡まって回る帰りたくないな 帰りたくないな帰ったら君の旅立ちを祝って乾杯する2人用のベッドも洗濯機も置けない小さな部屋ここが2人の世界だよ どこにも行けない そう思ってた帰りたくないな 帰りたくないな帰ったら君の旅立ちを祝って乾杯する一番奥の洗濯機の前には髪の毛を逆立てた革ジャンの大男回転する洗濯物に Like a Rollin
ぼくが通った幼稚園は 高い塀の中外は危険がいっぱい ママの手を離しちゃだめぼくが通った小学校は 有刺鉄線の中外はこわい人たちがいっぱい 配られた防犯ベルでも 音楽の時間に聞かせてもらったあの曲は黒人のじいさんがいい顔で歌ってたWonderful World Wonderful WorldWhat a Wonderful World「素晴らしき世界」だってさ What a Wonderful World
平日はとにかく頭をよく下げる週末だけ反動で激しく上下に振る7日分の衝動 サンデーロッカーズ轟音で吐き出す サンデーロッカーズおれたちには守るべきものがあってWeekday は捧げると決めたんだ存外 家庭を持ったサンデーロッカーズ堅実な現実 サンデーロッカーズSunday 解き放て Sunday 魂を打ち鳴らせ Sunday週末の地下深くで 爆発するフラストレーションWeekday は つらくて つ
眠気と戦って トラックに煽られてぼくはハンドルをギュッと握り締めた夢を掴むような そんな強さで町から町ヘ ツアーは続いてくハンニュウリハホンバンハンシュツウチアゲ同じ一日など一日もないのさ退屈な町などどこにもないのさ 走るのさぼくらが行くこの道は 言わば終わりのない旅であって帰り道なんてそんなのはないのさそれがどんな小さくても 確かな足跡を残すのさ星空は時々 孤独を連れてくる小倉がアクセルをグッと
人気のない地下のライブハウス最前列の鉄柵にしがみついて 少女が一人泣いていた爆音に犯されるように 身をくねらせながら砂埃舞う校庭の端っこ一番低い鉄棒にしがみついて 少年が一人泣いていた繰り返し蹴り上げる大地 鉄の味の歯茎いろいろあるよな いろいろあるよないろいろあるよな そりゃいろいろあるよなタバコくさい部屋の湿った布団の上恋人の足にしがみついて ぼくが一人 泣いていた君に気づかれぬように 気づか
たとえば私が海のない町に住んでいたとしたらあなたの心のその広さを何に例えたろうたとえば私が雨の日の海を知らなかったらあなたのいないさみしさを何に例えたろう海岸線を歩きながら私はさっきから 鈍色の空を眺めている不思議な形の貝殻をそっと拾い上げたあなたなら何に例えるだろう打ち寄せる波の数の半分でいいから私はどこまでも漂って あなたに会いたいたとえば私が夜の闇に潜む海だったら水面に揺れる星の中にあなたを
悲しみの終わりを告げる鐘のように戦争の終わりを告げるラジオのように退屈な授業の終わりを告げるチャイムのように労働の終わりを告げるサイレンのように例えば誰かを幸せで包むような音 それに勝る音楽はあるか祭典の始まりを告げるファンファーレのように決勝の始まりを告げるホイッスルのようにお祭りの男たちの雄叫びのように練り歩くデモ隊のシュプレヒコールのように例えば誰かを興奮と熱狂に導くような音 それに勝る音楽
2013 ぼくら絶望の淵から歩きだした予言書も神話もマニフェストも 破り捨ててぼくらは歩く無人島も過去も未来も 図書館の奥に預けちゃってあなたと二人裸になって ジョン・レノンのミュージック聴こうアイラビューでもアイニジューでもアイウォンチューでもなくロックミュージックもダンスミュージックもJポップでもなくジェネレーションも タイアップも 握手券も越えて響け ぼくらの ブランクミュージック Oh Yeah
話すことなどいくらでもあるのになんでぼくらできないんだろうコーラはビンの方がうまいようだAMラジオが意外とおもしろい鼻水が止まらんよ バイトをやめたいよ今日は久々に自転車に乗ったパソコンはいつだってとっても気まぐれだ区役所は寛大だ けどすぐ閉まるサボテンはいつのまにか 枯れてしまったよ今日は街角でネズミを見たよ話すことなどいくらでもあるのになんでぼくらできないんだろう交わす言葉はなんでもいいのにな
テレビを見ながら愛してる云々と薄っぺらい曲を作っていましたテレビの中では死んだ目の兵隊さん 国境を越えて海を越えて遠い国へ知らない誰かを殺しに行くのか兵隊さんよ 武器を捨て 愛する者の手を握れ支配者を 歌を歌え ギターはぼくが弾いてやるテレビを見ながら愛してる云々と薄っぺらい曲を作っていましたテレビの中では異教徒の少年が体中に爆弾を巻き付けて神様と叫んでバスに飛び乗った神様よ どこにいる 見てない
魑魅魍魎が跋扈する街へ出る 地下鉄の階段を突き進む人混みにも紛れてももれなく孤独 イヤホンで他者をシャットアウトこれみよがしに大きな舌打ち一つ 仏頂面で歩く女子あり今足踏まれた?超痛いんですけど ってか超キモい とケータイにつぶやく人前でろくに話せもしないくせに 人一倍の自己顕示欲これあり仮名か偽名か通りすがりか名無しか 帰ったら痛いブログでも書くんだろおれはすれ違うやつらの携帯を片っ端からへし折
今日の悲しみはぶっとばして明日を照らせ 明日を照らせ満員電車に揺られながら 今日という一日について考えていた汗とアルコール臭の漂う埼京線は 疲れ切った一日の惰性で走っていたぼくは今日も池袋の東口で 一日中ひたすらティッシュを配っていましたしかめ面で足早で通り過ぎる人たちは みんなみんなぼくを無視したいろんなことが今日もあったんだろ?ぼくだってさ もう疲れちまったよ だけど今日の悲しみはぶっとばして
ぼくがここへやってきたのは1年半ほど前のこと泣いている君を抱きしめて 笑顔のさよなら遠い遠いぼくらの国は相変わらずなようですね豊かさとは?幸せとは?この町でぼくは考えてるよテレビの中では わかんないけど 遠くて遠くて なかなか見えないけどぼくが見上げたこの空と 君が仰いだその空は必ずどこかで繋がって 朝だ夜だを繰り返すんだ君が笑えばそれだけで神様はいると思うから今日は涙が流れても 悲しみは必ず終わ
夜の壁は越えられない 越えられない 越えられないこの闇を抜け出すことは難しい 難しいでも眠りにつくことは決して難しいことじゃないだからみんなそうする そうしているんだろうでもぼくは眠らない 眠らない 眠らないこの闇を切り裂くことは難しい 難しいでも歌うことは少しも難しいことじゃないだからぼくはそうする まだ見ぬ朝に 君に遠い遠い君の町まで 届くものは果たしてあるか渡り鳥たちは羽を休め 町は深い眠り
頭の悪いぼくたちは クリスマスなのに地元の神社で過ごしてた神様にケツを向ける形で 冷たい石段の上 腰掛けて雪なんか降らないよ ぼくが言うクリスマスだし降るかもよって 君が言ういや、降らないよ 降るかもよむきになってポケットの中の500円玉を賭けたロマンチックな空気だったからさ 君の小さな手が白いのを見てさそっと握ってみようかとか がらでもないこと考えて笑った ぼくが笑った 雪なんか降らないよロマン
おれがツアーに出ている間に バイトのシフトは埋まってしまったおれがスタジオに入ってる間に 大好きなあの子は去っちまったおれが曲を作ってる間に 友達に子供ができていたおれがステージに立ってる間に らららららおれたちの道は出口のない 高速道路のようなもの助手席のお前はどこまで行くつもり?光に向かって突き進んで 倒れてその都度立ち上がって どこまで続くのかはてなき道を走りながら おれたちはまだまだここか
おれらの住んでる北関東 海まで車で4時間強なかなかできない海水浴 いつも水風呂で半身浴ギャル男に憧れて 日焼けしようと思って畑に全裸でいて でも赤くなって終わってあの子は湘南ボーイが好き おれたちは農産業に従事市民プールはヤンキーばっか メンチきって おれビビってあげくの果てに曇ってきて 群馬上空 ゲリラ豪雨太陽の下解き放つ おれとお前と裸の季節めっちゃゴリゴリ上がるぜ夏夏なんです おれの胸毛は 
死ぬとか生きるとか そんな話はやめようぜ君がよこしたあの手紙ね くだらねぇから破り捨てたよ破り捨てたよ死ぬとか生きるとか そんな話はよしてくれよ君がよこしたあの手紙ね 読んでも結局わかんねぇんだよわかんねぇんだよ君に花束の一つでも贈ろうかな なるべく楽しげなやつをぼくの恥ずかしい写真でもいいや どうだろ さすがに笑えるだろ君がここにいる理由など 捨てるほどあるんだぜ死ぬとか生きるとか そんな話は嫌
赤い欄干に腰かけて ずっとあなたを待ってるの路面電車が停る音に 踊る踊る 心踊る帯屋町を通り抜けて 夕日に染まるお城を見たらあなたの好きなあの店で 早めのビールをいただきましょうこの町があなたのこと ずっとずっと離さなかった私はあなたを離さないから この町を私の町にするあなたの愛したこの町のひとかけらになりたいあなたの愛したこの町のどこかで 私をそっとつかまえてこの町があなたのことずっとずっと離さ