そぼ降る雨に 傘もなく寒さに震える 私の肩を抱き「これでいいよ、いいんだ」と 背を向けたひとさだめ恨めば 眠られず あぁ…今夜だけは 一人きりで 泣いて泣き通す触れてはならない 唇にすべてをあずけた あの日も雨でした「戻れないよ、いいのか」と 囁く声に息を殺して うなずけば あぁ…降りしきる 雨の音が 包む夜でした涙も涸れた 今朝方はあなたの嫌いな 濃いめの紅を引く「これでいいの、いいのよ」と 手
しんしんと雪が 津軽は北のはてしばれる この身を 三味の音(ね)と歩いて人生 五十年あぁ…見ててくれたか 岩木山流した涙は 忘れたが忘れない…人の心の温かさ流れて 流れて 生きてきた故郷のみじかい 春に花薫る津軽 恋しい 鳥の声見えぬこの目の 友(つえ)だったあぁ…見ててくれたか 岩木山流した涙は 忘れたが忘れない…三味の音色に励まされ流れて 流れて 生きてきた
故郷は どんなに どんなに 遠くてもいつもこころの 中にある夕焼け ネムの木 母さんの背中が恋しい 子守り唄おどま 盆ぎり 盆ぎり盆から先きゃ おらんど盆が早よ来りゃ 早よ戻る故郷に 残った いとしい あの人は今じゃやさしい 人といるたまには 電話を くれるけど訛りも似ている 父さんにつらい 恋して夢から 醒めりゃよもっと他人に なるばかり故郷は 涙の 涙の 隠し場処(ばしょ)何度埋(うず)めに 
人差し指で 爪弾くギター あなたが好きな歌でした今はひとりのこの部屋に ポロロ… 淋しく響きますあぁ 外は雪ですねかじかむ指が恋しがるあなたの温もりを優しさを その手で私を抱きしめて悲しいメロディーよ 届け… も一度だけ 春をください変わらぬものは 古びたギター あなたが酔えば弾いていた真似てお酒を 飲んだけど ポロロ… 涙が落ちるだけあぁ 私どうするの捨て猫みたいにうずくまり還らぬ人の名を 呼ぶ
星が星が 星がまたたくよ遥か故郷は その向こう風のすきまに 望郷よされコップ持つ手が かじかむ冬だああ 帰ろかな 帰ろかな よされの里よよされ よされ ああ‥‥酒に酒に 酒におぼれてよぐずる ぐずる はぐれ者夢もちぎれた 他国のくらしいまじゃ会えない あの子やあいつああ 呼んでいる 呼んでいる よされの里よよされ よされ ああ‥‥雪は雪は 雪はどか雪よ山に里に 降りつもる北の念仏 あのわらべ唄鳥は
花は咲いても 淋しいものは人の別れと 春の雨会津恋しや 遠い空帰りたくてもナー 帰れはしない土産ばなしも ない今は ない今はハアーはるか彼方は 相馬の空かヨーナンダコラヨート雪は解けても 故郷の里は夢も咲かない しばれ空何度飲んだか ご免酒飛んで行ってもナー おふくろさんは肩ももましちゃ くれんだろ くれんだろいつになったら ひとこと言えるかけた不幸の 詫び言葉夜行列車の 遠あかり今日も涙でナー