溺れてしまった — ぬゆり

もういっそ消えていたいと願ってしまう果てでは
繰り返した毒でも届かなくなってしまう
悲しかった言葉も 美味しかったごはんも
砂を噛むようになって味気なくなっていく
さよならも言えずに 怨むことも出来ずに
心で飲み込んだあやふやな気持ちが
声になることもなく 重くのしかかられて
眠れなくなって朝を迎える度に嘆く
痺れた腕解いても堂々巡りで今日また日が暮れていく
どきどきした話も飲み込めないばかりで消えてしまえばいいと思えたのに

ねぇ君のいろんな記憶が 思い出になってすり潰されて
遠い向こうの人になって薄れ掠れ
もう口約束なんて馬鹿だ これからはもう会えること無く
積もり積もった言いたいことも胸の中で腐る

置きっぱなしの傘とか 借りっぱなしのゲームとか
残されていった物を捨てられなくなった
なんとなくで交わした会話なんか全てが
繰り返せない全てに影を差し込んでいく
平静気取ってどうにか確かめ合った僕ら何も言えずじまいだ
誰のせいでもなくて吐き出せなくてもういいや
これ以上はどうかしてしまいそう

もう尊敬だけじゃ食えなくて 好かれていても救われなくて
頼れるものも一つまた一つ無くなってゆく
人の思い出になって いつかは軽くなってしまって
これで最後だって決められて脳裏の奥に消える

もう尊敬だけじゃ食えなくて 好かれてるだけじゃ救われない
頼れるものも一つまた一つ無くして
もう人の思い出になって いつかは軽くなってしまって
もうやだよって言ったって言葉届かなくて

ねぇ君のいろんな記憶が 思い出になってすり潰され
君の理論や言動とかじゃ笑えなくなっていく
さよならなんか言いたくなくて呪い疲れてた僕たちは
そんな目で見ないであげてって声も許せずにいた