玻璃の鏡 – ちあきホイみ

見上げた空に夜明けの気配
ベランダに出て深呼吸してみた
あなたも夜に隠れるように
泣いたりするの 一人きりで

笑顔しか見せないよね
月日を重ねるほど
ただ淋しさ深くなる

あなたのためだけ私は女で
だけど愛されない
わかってる 受け入れてる
ほんとの気持ち くちびるで止めた
映しちゃいけない 玻璃(はり)の鏡にさえ

二人で会えば冗談ばかり
別れたあとで虚しくなるのにね
細い糸でも途切れないのは
恋じゃないから これから先も

大切な友だちだと
優しくされるたびに
痛みがまた胸を突く

あなたのためだけ私は女で
だけど運命には
敵わない 逆らえない
お酒に酔って笑いすぎたとき
指先ふれたら それくらい許して

あなたのためだけ私は女で
だけど愛されない
わかってる 受け入れてる
ほんとの気持ち くちびるで止めた
映しちゃいけない 玻璃の鏡にさえ