思へば桜咲く頃にこの学舎にときめいて襷の葉陰 樫の根に書を持て 友と語らひぬ果てしなく また束の間の我が青春の一頁涙拭ひし恋ありき友と学びし愛ありき嗚呼 今 花咲きぬ いざ歩めやも我が師 我が友 我が学舎永遠に 忘れじ秋には紅葉散る頃に迷ひし我に教へ給ふ人の傷み其は我が傷み優しきことは強きこと今日巣立ちゆく この空の広さに誓ふ 人の世の悲しみをまた苦しみを照らす明るき花とならむ嗚呼 今 夢咲きぬ 
ラララララ 「好きだ」って何だろうラララララ 「好きだ」って何だろう誰かが喜ぶことがしたいって思うんだけれど 誰もが全く同じ気持ちじゃないでしょだからすれ違うばかりで「一般的」って誰が決めるのか教えてほしいよ善かれと思った笑顔が誰かを傷つけてしまったり怒りを買ってしまうことだってあるでしょ「あたりまえ」とか「ふつう」って意味や「みんな」って誰のことなのか教えてほしいよある日 海の向こうから戦がやっ
あなたの指の冷たさは確かに僕のせいだろう転がり始めた悲しい坂道は止まらない迷いに迷う道を尋ねあぐねて興福寺ふと足を止めて眺むれば心に棲む阿修羅ああ遙か遠くで何かを求めて鳴く鹿の声は寒く飛火野あたりを吹き抜けてゆくああいつかもう一度あなたの心の灯火と瓜灯籠の灯り待ちわびて御旅所あたり今宵春日のおんまつりたった今降り始めた雪が闇を真白に染めてゆく振り向けば若宮のお松明始まりはいつでもどんな恋でも同じ様
とぎれとぎれに 涙が聴こえるよ遠くでコインの落ちる音 公衆電話からだね気圧の谷が 今夜半からゆっくり南海上を過ぎてゆく そちらももう雨だね濡れてないかいきさつはいいじゃない 思い出してくれたじゃないそれだけでもう 十分じゃないうなずくばかりじゃ 聴こえないじゃない疲れただろう 帰ってこないかNAGASAKI CITY LIGHTSいつものHARBOR LIGHTS変わらないよ 街も人も僕も君への愛
パスワード シンドローム パsスワード シンドロームあなたは誰 あなたを見つけ出せないのわたしは誰 そのドアを開けてよあれこれ駄目 いろいろ試したけどわからないパスワードはじめ約束した あの合い言葉でしょ でしょ?どんどん増える数字 もうお手上げさ 難しくってパスワード シンドローム最初はやさしかったのにパsスワード シンドロームそれでそうするの だからどうなんのパスワード シンドローム遠ざかって
お前がいつか大人になって旅立つその朝に世にも素敵な女になっているように父さんは「大和撫子養成ギブス」という名前のお前の面倒なハードルになろうお前が素敵な女にならなきゃいけないその訳は歴史を変えるのは常に女だからだどんな男も女に創られ女に振り廻される父さん結構身に染みてたりする偉大な女は 偉大な男を育てアホな女は アホな男を増やすやけっぱちでこんなこと 言うんじゃないんだよちょっと此頃 世の中 淋し
君は坂道を登ってゆく僕は坂道を下りてゆくすれ違い坂は春の名残りに木蓮の香り降る夕暮れ薄墨の中に沈みゆく愛を涙と交互に掘り起こせば出逢うのはいつもあたたかな嘘とわずかばかりの夢の切れはしやさしさ故に傷ついてやさしさ故に傷つけて君は振り返る弱さもなく僕は引き止める強さもなくただ立ち尽くせば背中合わせにおだやかに落ちてゆく二人君は忘れ去る強さもなく僕は思い出す弱さもなくただ音もたてず時の流れにふりつもる
迷い道でふと見つけた桜がひとり誰も知らない路地裏の行き止まりに昨日春一番が吹いた三寒四温の夜冴え冴えと十六夜の月枝先は春色「頑張れ」って僕は誰に言ったんだろうこんなところに棲んでた桜がひとり迷い道でふと見つけた僕だけひとり誰も気づいていないけど僕だけひとり昨日桜が咲きましたと夜のニュースが言う思い出して出かけてみた行き止まりの花に「頑張れ」って君が僕に言ったのかなこんなところで咲いてた桜がひとり吹
都会の静寂に遠く誰かピアノ爪弾く ガーシュインあなたを想うだけで良いのに少しだけ欲張りになった遠く離れても 変わらないと決めた小さなこの恋 生命掛けて守りたいいつもあなたの 心が望む限り私はそばに居ると誰か伝えてよどれほど果てしない時が過ぎ去ってもあなたを想う心は決して死なないから都会の夜空遠く聞こえるラフマニノフの 狂詩曲(ラプソディ)あなたを想うばかりの一日が今日も緩やかに過ぎる遠く離れたら 
とーりゃんせ とーりゃんせ ここはどこの……コロボン コギセル ザシキー一緒に行こうよ ずっと らららともだち だせだせだせ 勇気ユッキン ゆけゆけゆけ 幽機道合羽からげて ヨーカイザーきっと会えるね いつかちゃんと夢見て ヨーカイザー歩き続ける 君と共にタコチュン チュンチン クータイコ約束忘れず ずっと らららみんなで なでなでなで 仲間たちカパール 駆け出せ出せ 怪機道ぱっと花咲け ヨーカイ
欲望は降りしきる 白い雪のようなもの降り積もればきっと 道を見失う求めるばかりの愚かしさに早く気づけば良かったああ君の面影さえあああの深い愛さえ感謝知らずの僕がまぼろしにするなにひとつ留まるものなど 無い世界で何故か苦しみだけ呼び止めて 苦しんでいた喜びの隣で喜びも見えず不満ばかり数えていたああ君の優しい笑顔あああの真心さえも感謝知らずの僕がまぼろしにする生まれ変わることなど決して 出来ないけれど
都会じゃ田舎モンはちょと無口になる俺も昔拗ねたんでその辺はちょとわかる向こうだけ青空で良い感じの風が吹いて自分だけ土砂降りの雨ん中笑顔もへたっぴ 気遣いもへたっぴ一所懸命なのに極まりない不器用仕事も恋も手探りの闇でもがいてるお前の痛みはあの日の俺そのものふるさとの紅花(サフラン)の向こうの白い雲のような白楊(ぽぴゆら)の木陰で揺れる鞦韆(ふらここ)のようなヨセミテ公園の子鹿の瞳のようなお前の澄んだ
君が剥く梨(ありのみ)の香りの記憶二十世紀は遠ざかりゆく茅蜩(ヒグラシ)のかなかなかなと去りゆけば山の端に宵の明星忘れ色に舞う姫蛍桜の散るように一つ消え二つ灯してまた消えて誰もいなくなった音もせで思ひに燃ゆる蛍こそ鳴く虫よりもあはれなり夕去ればいつの間にやら機織女(きりぎりす)季節も恋も遠ざかりゆく暗幕を果物ナイフで裂く如く街の背に白い三日月胸の煙は消えもせず恋の名前を呼ぶ一つ消し二つ灯してまた消
お前はいくつも 大切な事を選べないで生まれて来た時代も国も 場所も名前もあげくは親さえも親がこうなので 顔も頭も余り期待はしないがいい血筋がああだから 才能の方もまずはあきらめろ強く明るく優しくたくましくそれが何より一番 それが何より駄目な親に 恵まれたのだからよりによってここへ来たのだからそれともお前は 全て承知の上でここを選んでくれたのだろうか落ち着きのない子だと 言われて育つだろう俺がそうだ
毎年あなたに 上手くだまされて驚いてばかりの APRIL FOOL泣いたり笑ったり すねたり怒ったりその度はじけていた APRIL FOOLどんなJOKEでもすまして笑わずに言えた人だったそのくせ大事なことは胡麻化し乍らでしか言えなかったかなしい程 不思議な人いつだって そうだった例えば 私に 愛を告げた時もそれから 別れを告げた時もAPRIL FOOL今にもあなたが 照れた笑顔で戻ってきそうな APRIL
この町で暮らす僕を 羨ましいと君が言うそれならこの町で一緒に暮らそうと僕が言った息を止めた君の向こうに白い雲が浮かんでた遠くで汽笛が聞こえて 君はこの町に来たああ ときめきが ふるさと沿いの道を潮風に吹かれながら ゆっくり歩いて来るああ いつの日か 愛を握りしめて君もふるさとと呼ぶ 青空の似合う町いつも夢見ていた 森を抜けて海へ続く小径を君と子供たちと 自転車で走ること金色に染まる海が見えるあの場
よく頑張ったねって言って欲しかっただけあなたが気づいてくれたら それだけでいいよく頑張ったねって褒めて欲しかっただけあなただけの為に きっと明日咲くから心に花の種を 抱いて人は生まれてきた誰の為に咲くのかは たぶん別の事としていつか咲くその日のために 今私が生きてることあなたに出会って 何故私が生まれてきたかが解った辛い辛い辛い辛い 心の闇を超えて耐えて耐えて耐えて耐えて 必ずいつか咲く花よく頑張
置き去りにした夢と昨夜街で出会ったそのとき綺麗な花が枯れてゆく時の悲しみが染みてくる匂いがした切ない記憶みたいにね置き去られた夢同士のドッペルゲンガーなんぞ毎日街のそこら中で起きていることさ老いぼれて落ちぶれた哀れな僕自身と僕とがたった今も すれ違ったばかりああ僕は幾つ君を傷つけてきたんだろうああ僕は幾つ君をがっかりさせたんだろう言い訳じゃないが僕には大切な夢だったのに君には嘘でしかなかったなんて
夢という名の 大きな帆の船は独りきりでは誰も 動かすことはできない今僕と君とが 出会うことから始まり信じあうことできっと 荒波を越えるだろうSAILING TOGETHERいま船出のときSAILING TOGETHER未来へ帆を上げよう君と僕で愛という名の 知恵とちからの風はぬくもりの中からきっと 吹いてくるだろう君は独りでなく 僕も独りではないつらいとき 淋しいとき暖めあえばいいSAILING TOGETHER
とてもちいさなこの町を僕は愛して暮らした疑う事もせずに信じるだけで精一杯だった君と出会って尚更深くこの町を愛した砂糖菓子みたいな家や草花や人やその言葉を流されてゆく僕の背中を 誰かが叩いた日に道標が大きな音を たてて倒れていった君を守って暮らしてゆけば 倖せだと解ってるすべてを裏切って出てゆく事をごめんね ごめんね ごめんね ごめんねもう決めたんだいつもの場所でいつもの様に多分君は待っている疑う事
漢口の春は 大使館の柳の青それから池の降る その花の白甘露園のコール・コーヒー越しにうちあけられた愛 それが春漢口の秋は 焼き栗のはじける香り読み終えた文庫本で うけとめた愛かぞえの二十二で嫁いでそのまま終戦を迎え だから秋天津からひきあげたあと七年たって彼女にとって初めてのそして最後の子供を産んだ夫は優しくて働き者だったから 誰もが彼女を幸福とよんだし確かに幸福なはずだったいくつかの春は 知らず
安いお弁当選んで買ってみても¥490でも味噌汁付かないたとえば牛丼大盛り頼んだら¥480でも味噌汁付かない帰りに格好付けてカモミール・ティーなんか飲んだら¥490でも味噌汁付かないホワイト学割は学生も家族も基本料は¥490でも味噌汁付かない次に生まれるなら 味噌汁になりたい主役を脇で支える味噌汁になりたいでも味噌汁はお代わり出来るけど私にお代わりなどいない私は味噌汁になれない競馬で儲けようと新聞買
寂し過ぎて 涙が出たりなにもかもに 疲れ果てたりそんな時は 誰にでもあるけれど掌にひろげた 私の小さな生命(いのち)はどんなに小さくても この世にたったひとつひとり ひとり 地球(ほし)を選んでひとり ひとり 生まれて生きてめぐり逢って 愛し合うその奇跡時空(とき)を超えた愛で 誰もが繋がっているよ生命と夢を のせた舟を「未来」と呼ぼうそう 泣きながら 歩く時も夢だけは 離さない許しあえる 信じあ
小さな物語を 愛しく抱きしめて君は美しい故郷で 生きてるそれはささやかな 祈りにも似ている川の清らかな 流れにも似ている多くを望みもせず 望みを捨てもせずめぐり来る明日を 穏やかに見ているそれは健やかな 子供にも似ているいつもきらめいた 瞳には青空ありがとう美しき人ありがとう美しき町それを平和と呼んでいいなら君を守ってあげたいさざめく鳥の声を 窓辺に散りばめて朝日のびやかに 枕辺に日だまり君のやわ
あはれ宙空に 月影冴え寂黙に染む 仄き片恋其は遥けき 愛し人へ実に幽けく 独奏ける小夜曲今宵 淡き星に言伝てむ寄る辺無き想ひを 聞こし召せ我が心は 永遠に変らじ其は遥けき 愛し人へ実に幽けく 独奏ける小夜曲
リラ冷えの朝に 旅立つ君へ今迄の愛を込めて 唄を贈ろう君の道程は 三叉路ばかり迷って傷ついた時 思い出してくれON THE WAY僕等はいつでも 道の途中ON THE WAY喜びも悲しみも 季節の様に巡り巡るさよなら 君に会えてよかったさよなら 君が好きでした誰かの言葉や 時代の嘘でその微笑みやこころを 曇らせぬよう君は君らしく 生き抜いてくれ僕は僕のとおりに 歩いてゆくからON THE WAY僕
たとえば青信号を渡る少年が事故に遭うことがあるあんなに頑張ってるのに酷い目に遭う人がいる辛い思いをしている人ばかりが辛い目に遭うようで みんな「不公平」という言葉をじっと呑み込んでる善人がついうっかり悪事に手を染めたり悪人が何故かふらり善いことをしたり笑っちゃうくらい 今を生きてる悲しいくらい 必死に生きてる切ないくらい 今を生きてる大嫌いな人も 大好きなきみもきみはあの時何故生き残ったのだろうと
火をおこせ 木をくべろ 今宵は十六夜初恋を偲びながら いざ酔い 酒を注げ夜空ふんわり雲が往く 火の粉が舞い上がるあれは土星か 木星か さて螢か幻か我等どの道 ひとり旅風も哀れの 風媒花ここをせんどの盛り上がり旅は道連れ世は情友よ 友よ 頼りなき友よ ずぼんが焦げておるぞふと黙るその一瞬を 虫の音が埋めてゆく照れ乍ら恋を語る おまえが愛しくなる時はゆく時はゆく 土足で胸こじあけて負けるもんか 負ける
回転木馬が廻る 君と僕とをのせて日曜日だけ僕の子供に戻る君の笑顔が弾むたがい違いに廻る 君と僕との木馬僕が上がる 君が下がる 君が進む 僕が遅れる昔 君のママと 深く愛し合いそして君が生まれた それだけは真実けれど愛だけでは どうにもならないことがあるんだ哀しいね 大人になれば君はすてきな笑顔で鳩に 手を差しのべているけど驚かしちゃいけないよ 空に帰ってしまうよ噴水のふちを歩く 君の危気な足取り赤
きみはその手に花をかかえて急な坂道(さか)をのぼる僕の手には 小さな水おけきみのあとにつづくきみのかあさんが眠っているささやかな石のまわり草をつみながら振り返ると泣き虫のきみがいた両手をあわせたかたわらで揺れてるれんげ草あなたの大事な人を僕にまかせてくださいきみがとても大切にしてた藤色のお手玉あれは昔きみのかあさんが作ってくれたものそして僕が大切にしてる日だまりのような人それもそっと きみのかあさ