もの想い — あべ静江

時にはひとりで
もの想いに沈みたい
海辺のテラスで
人生など思いたい

貝がらを耳にあて波のうらないを
ききながら泣くこともいいと思うわ

あの恋はしあわせか
あのひとはいいひとか
そんな時にきっとわかるわ

誰にも逢わずに
もの想いに沈みたい
季節が終った
海辺に来て過ごしたい

色あせた舟にのり夏のおもいでを
ききながら泣くこともいいと思うわ

あの恋はどこ行った
あのひとはどうなった
そんな時にきっとわかるわ

色あせた舟にのり夏のおもいでを
ききながら泣くこともいいと思うわ

あの恋はどこ行った
あのひとはどうなった
そんな時にきっとわかるわ