舞い上がる西風に攫(さら)われたいよ
膨らむだけ膨らんだ風船だから
人知れずひと思いに終わりたいよ
蒼褪めた人波にもう耐えられない
震えて受話器を握る
繋ぎ止めたいのに
戸惑う君の言葉に
張り裂かれそう
滲(にじ)んでゆく 雨曝しの夜
跡切れてゆく声を抱いて眠るよ
目を閉じれば見えるのさ
鮮やかな陽が
忘れてたよ
安らぎに満ち溢れた君
真夜中舗道に崩れ
酔い潰れても
冽(つめ)たい後悔を辿り
泣き伏している
沈んでゆく 雨曝しの夜
霞んでゆきそうだ君の顔
滲んでゆく 雨曝しの夜
街角には懐(いだ)くべき声も無い
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