SION

  • どんな日も眠ってしまうんだな – SION

    明日が楽しみで寝れなかったのはいつが最後だろ子供の頃何度かあった気がするが結局ぐっすり寝たんだろうな どんな日も暮れてどんな日も明けてどんな日も眠ってしまうんだな 悔しかったのか悲しかったのか泣きながら帰り道拾った木の枝で草を小突きながらとぼとぼ帰り道 どんな日も暮れてどんな日も明けてどんな日も眠ってしまうんだな その頃いつもすぐ傍にあった川の流れや海の波の音足をちゃぷちゃぷ揺らしながらその子供何…

  • 笑っていくぜ – SION

    つらい時間を歩いているのは俺ひとりじゃないし悔しい思いを呑み込んでいるのもお前ひとりじゃないきついな きついな 気晴らしに買い出しに出た低い雑居ビルの横青い空に透かしのような月「どうしたもんじゃろうのぅ」聞いたりして昼間から バカだな 笑っていくぜ キメて行くぜ俺たちはまだまだ笑っていくぜ 堂々と行くぜ俺たちはこれからさ 見る物聞く物全部にこの頃やけに向かっ腹が立つのは気をつけてゆっくり行けと誰か…

  • お前の笑顔を道しるべに – SION

    今日も明日も お前のあの笑顔を道しるべに今日も明日も お前のあの笑顔を道しるべに 話にならない話ばかりの この世界に小さな喜びをかき集め 生きている 今日も明日も お前のあの笑顔を道しるべに今日も明日も お前のあの笑顔を道しるべに 顔色ひとつ変えないで 陽はのぼり 陽は沈んで俺たちも同じさ 平気な顔をして生きている 今日も明日も お前のあの笑顔を道しるべに今日も明日も お前のあの笑顔を道しるべに …

  • 浮世は回る水車 – SION

    束の間を駆け抜けた星たちに憧れもつらいかな輝き知らずそれも選んだ事いつからか勝ち負けのライバルは俺になった 片方(かたっぽ)は喜びのもう片方(かたっぽ)は苦しみの靴を履き誰もが左右と交互に踏みしめ歩いている初めから勝ち負けのライバルは俺だった 心踊る喜びは傍にいるお前と心割れるどん底は俺一人で それは普通に当たり前 昨日は人の身 今日は我が身浮世(このよ)は回る水車 束の間を駆け抜けた星たちに憧れ…

  • Smoky House – SION

    街から少し離れた小高い丘大きな木々に囲まれた近くを流れる川は透明で緑の隙間から日差し差す静かなスモーキーハウス 心地よく程良くくすんだスモーキーハウス 憧れの住処 窓越しに朝日を浴びる頃寝ぼすけのお前はまだ夢の中一杯やりながら夕陽の下木の上でお前はまだ遊んでる穏やかにスモーキーハウス 時は風とゆっくり大好きなスモーキーハウス 憧れの住処 明日もこうしてような二人でこうしてよう な 静かなスモーキー…

  • ポンコツを楽しむさ – SION

    ぼやいて傷が癒えるならぼやいて若返るのなら一晩中でもぼやくが時はおかまいなしに年々歩みを早めるだからポンコツを楽しむさ 長く短いこの世は綱渡り老いも若きも悲劇に喜劇を混ぜ込んで 薄めて笑った方が痛みも減る気がしてよだからポンコツを楽しむさ 無理くりでも 此処はほんといろんな事がそうだな行き過ぎちまったんだな歯止めはかからずもう誰にも止められないのかその行く末はみんなうっすら分かっているのに 長く短…

  • 誰の振り子 – SION

    忘れただけど忘れない 乾いても跡は残る目をつむり目をつむられ 誰の振り子振り子の下かあやとりあやとられ 沈んで浮かんで溶けずに溶けて 誰の振り子振り子の下か擦れっ枯らしがそれでもまだ信じて信じてまたすっ転ぶ 痛えよ なんだこれ 聞かないだけど聞いてる 耳元で肌で許して許されて 誰の振り子振り子の下か擦れっ枯らしが素っ裸で信じて信じて骨まで削がれてる 痛えよ なんだこれ 冴えない具材の光と影 行った…

  • やるだけやったら – SION

    嘆いたところでこの雨が上がるわけじゃないままならぬこの世に悲観を振りかけすぎるなやるだけやったら後はQue Sera, Sera 人もうらやむあいつだって怖いから歩みを緩めないままならぬこの世に 諦めを着込みすぎるなやるだけやったら後はQue Sera, Sera 夜明けの空気を胸一杯吸いすぎてちょっとむせるあの子の笑顔が浮かび顔が緩む欄干のカラスにひとつ言い訳をして 眩しい空を突っ切る何か羨まし…

  • どっちを選ぶよ – SION

    揚げ足取りの政治家と鼻膨らまして言いたい放題評論家と薄っぺらい司会者となんて平和な夢の島なんでもありの世の中らしいお前はどっちを選ぶよ 誰もが我が身で精いっぱい街も人も眉間にシワ寄せてだから普通の「ありがとう」が心ほっこり嬉しくなるのさ 単純なのに簡単じゃなくなったいつからか昔からか 昔からかなんでもありの人の世らしいお前はどっちを選ぶよ 子犬のようなはしゃぎ声で駆けて行くランドセルの音に救われる…

  • あの日のまんま – SION

    呼んでも答えないお前の声を顔を思い浮かべて ひとりで ふたりで お前のメールや電話のアドレスは何年経ったって あの日のまんまさ また夏が来るってよお前は好きだったな 焼け付く陽の下でまたお前に救われる 呼んでも答えないあなたの声を顔を思い浮かべて ひとりで ふたりで また冬が来るってさあなたは好きだったね 凍てつく風の中でまたあなたに救われる 星になった俺の大切な仲間みんなにまた救われる みんなの…

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