MILKRUN

ためいき – MILKRUN

乾きすぎた この部屋で 窓ガラスだけ
静かに 静かに 泣いている

君の気配 それすらも 荷物にまとめ
足音 立てずに 君は行く

窓の外 ためいきがほら 夜に溶けてゆく
辛かった 思い出だけは 消し去るように

Ah 美しく 咲いていた 二人の日々は
ゆっくり ゆっくり 枯れ果てた

Ah 寂しさと 愛しさを 履き違えたまま
気付かぬ 素振りで 傷つけた

空っぽの 写真立てすら 僕を責めてくる
頼ってくれた 君の笑顔を 守れない僕を

「愛してる」 その言葉だけ 風に流れてく
わがままな 僕の心を 消し去るように

窓の外 ためいきがほら 夜に溶けてゆく
かすかな 君の温もりを 消し去るように

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