赤木圭一郎

追憶 – 赤木圭一郎

淋しい眼をして
見つめているぜ
夜空にふるえる
青い星が―
狂った夜が 汚してしまった
あの娘の追憶を
悲しむように

可愛い女を
幸せにさえ
出来ない野郎に
何ができる―
淋しく嘲笑う ゆがんた唇もと
あの娘の追憶が
心を責める

心の底まで
見透すような
冷たい光だ
青い星は―
都会の風に さまよいながらも
あの娘の追憶は
瞼に消えぬ

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激流に生きる男 – 赤木圭一郎

風に啼いてる 波止場の鴎何故に昔を 呼びかえす海に生きる 男なら古いこころの傷痕を捨てようぜ 捨てようぜわかれつきぬ想い 俺の可愛いあの娘捨てて行くのさ 海が待

月に吠える男 – 赤木圭一郎

月に吠えても やっぱり淋しい強い男も 一人になれば夜にかくれて泣くものさ涙…… 涙…… 涙の熱さ俺は始めて しみじみ知った星を見つめりゃ どうして淋しいこんな男

俺の血が騒ぐ – 赤木圭一郎

遠い霧笛が ささやくように俺を呼んでる 港の夜風海のにおいに 切なく燃えて星が飛ぶのに すべてを賭けた俺の心を誰が知る船の別れは 寂しいものさ涙ぐんでた 可愛い

風は海から吹いている – 赤木圭一郎

風は海から吹いてくる海を見ていりゃ ファイトが湧くぜ向う見ずなら それもよし胸にひろがる でかい夢ケチな野郎の 知ったこっちゃないさ鴎よ 鴎よ なあ おい海はイ

明日なき男 – 赤木圭一郎

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旅路 – 赤木圭一郎

ひとりで歩む道の淋しさ長いいのちの旅路を君とともにたどろう青い 青い 青いあの月見ればあつい あつい あつい泪あふれるこゝろに秘める恋の切なさ君の幸せ祈ればなぜ

幌馬車は行く – 赤木圭一郎

急げ! 走れ! 急げ! 走れ!幌馬車は行く砂塵をあげて 走れ! Ya!南の峠を越えはるばる北国へ雨の日にも 風の日にも花をたずねゆくジプシー鞭を鳴らせ 急げ! 

海の情事に賭けろ – 赤木圭一郎

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海の掟 – 赤木圭一郎

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夕日と拳銃 – 赤木圭一郎

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男の怒りをぶちまけろ – 赤木圭一郎

星のない暗い空燃える悪の炎こらえこらえて胸にたぎる怒りを冷たく月が笑った時に命かけて男の怒りをぶちまけろ 怒りをぶちまけろ果てしなき暗いやみなぞを秘めた笑い欲に

不敵に笑う男 – 赤木圭一郎

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野郎 泣くねぇ!! – 赤木圭一郎

俺は淋しいぜ めっぽう淋しいぜ細く尖った 三日月が男ごゝろを えぐる夜ちぎれた恋の 淋しさを野郎 泣くねぇ!!どこへ どこへぶつけりゃ いゝんだろ俺は淋しいぜ 

風・灯・女 – 赤木圭一郎

俺の口から もれるのはいつも淋しい 唄ばかり冷たい肌の 女だが暖かかった あの心呼んでみたって 呼んでみたって遠い人だよ想い出すのは 止めようぜたった一つの 胸

ふたりの渚 – 赤木圭一郎

お前と一緒に来た海はあおい広い海だぜ流してしまえ 浮世のうさは俺たちゃ渚に二人きりだぜ砂山にあゝ恋の恋の花 探すのさ愛しいお前と見た海は白い高い波だぜさすらいの

俺と月が燃えるとき – 赤木圭一郎

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打倒 – 赤木圭一郎

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今日限りの恋 – 赤木圭一郎

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