芦屋雁之助

  • 門出唄 – 芦屋雁之助

    夫婦盃 結んだ絆めでた目出度の 華の宴さあさ皆様 お手拍子鏡開きの 祝い酒鶴が酌すりゃ 亀が呑む明日は末広 明日は末広 門出唄 花もはじらう 美男と美女のほんに似合いの 夫婦雛さあさ皆様 お手拍子野暮な説教 抜きにして若い二人に はなむけの祝詞がわりの 祝詞がわりの 門出唄 夢は咲く咲く 七重に八重に心一重の 花が咲くさあさ皆様 お手拍子下手も訛も 悪声も祝い心で ご容赦を贈る笑顔の 贈る笑顔の …

  • 夫婦芝居 – 芦屋雁之助

    俺の生きざま どん臭いそんなあんたが 好きと云う誰にも書けない 筋書だけどついて来るのか なァ…お前夫婦芝居の苦労道 夫婦と云うもんわなァ男と女の長い我慢の付き合いやなにが起るかわからへんそれでも…堪忍してや 俺と一緒に なったとてあてにするなよ 幸せを世間の噂に さらされようと見せちゃいけない なァ…お前夫婦芝居の 舞台裏 俺に命を あずけたとすがるお前が いじらしい二人で作った 子役をつれてい…

  • 娘よ – 芦屋雁之助

    嫁に行く日が 来なけりゃいいとおとこ親なら 誰でも思う早いもんだね 二十才を過ぎて今日はお前の 花嫁姿贈る言葉は ないけれど風邪をひかずに 達者で暮らせ 「花嫁さんが泣いたらあかん父さんの事は心配せんでええきれいや 今日のお前ほんまにきれいや なあ母さん」 夕べ娘が 酌してくれた酒の味さえ おぼえていない古い写真を 指さしながらここが父さん そっくりなのと頬のあたりを なでながら涙ぐんでは はしゃ…

  • 再婚同志 – 芦屋雁之助

    仲間があれこれ ひやかしながら二度目の青春を 祝ってくれる俺達子連れの 再婚同志粋も甘いも 噛みしめながら涙と笑いの 人生航路 心配せんでええやないか子供らを見てみなはれ仲ようやってくれてるわ 苦労を二人で 分けあいながら生きてくことが 幸せなんだ俺達子連れの 再婚同志照れる 女房の 晴れ着の袖にまつわりついてる 子宝船が 両手の指から はみ出しそうな涙の粒が 女房の頬に俺達子連れの 再婚同志今宵…

  • 男の悲哀(かなしみ) – 芦屋雁之助

    男同志で 酒汲みながら国を憂いて 涙ものんだ人生振りむけば悔いになる人生先見れば 夢細る男の人生 今が一番しんどい時だから女房 頼むよなァ… 死ぬも生きるも 笑うも泣くも所詮この世は同じやないか人生このままでいいのかと人生声あげて 叫びたい男の人生 今が一番しんどい時だから女房 頼むよなァ… 老いて行くのは仕方がないと若い奴らを叱ってみせる人生それぞれに生き抜いて人生幸せに なればいい男の人生 今…

  • 父娘(おやこ) – 芦屋雁之助

    久しぶりだね お前と二人でこうして酒を 飲むなんて娘が作った 寄せ鍋で酔える親父は 果報もの口に出したら 照れるから心で 娘よ ありがとう 湯気の向こうで 微笑むお前が何故だかとても 眩しいよそろそろ嫁(ゆ)く先 決めなけりゃそんな思いで 飲む酒がじんとこの胸 熱くする心で 娘よ ありがとう 親のことより お前は自分の幸福だけを 追えばいい湿めった話は チョンにして飲めば飲むほど 旨い酒それがなに…

  • こんこん昆布つゆ – 芦屋雁之助

    こんこんこん こんこんこんこんこん昆布つゆ昆布をぎょうさん つこてるの 包丁一本で 生きてきたわては幸せ 招き猫ナニワ料理は おまかせでなにがでるやら おたのしみ玉子焼き ごぼう巻き山椒をふったらセキがでる こんこんこん こんこんこんこんこん昆布つゆ昆布をぎょうさん つこてるの きょうも食べてや うまいもの一度かぎりの 人生やナニワ料理は おまかせでなにがでるやら おたのしみかつらむき 小口切りタ…

  • コップ酒 – 芦屋雁之助

    手塩にかけた 娘も嫁つぎぽっかり空いた こころの中になみなみ注ぐ コップ酒背中で年齢が わかるよな少し苦労も したけれど俺の人生 悔いはない 長い会社務めやったなあ‥‥かあさんこれからも手をとりあって 歩いていこなぁ たのんまっせ ひとつやふたつ 色恋あった想い出語る 年齢でもないがこの手に包む コップ酒あぐらをかけば 胸もとをそっと日暮れの 風が吹く俺の人生 悔いはない 思えばなにも してやれな…

  • 人生前祝い – 芦屋雁之助

    這えばあゆめと 育てて来たが明日はうれしい 七五三晴れ着姿の 手を引きながら親子揃って 宮参り今宵めでたの 前祝い 通い続けた 学舎あとにみんなそれぞれ 道がある友と別れの 涙もあろう悔いを残さず 語り合う明日は卒業 前祝い 思いかえせば 親子の絆こわれかかった 日もあった苦労話しは 言わぬが花よ明日は大人の 仲間入り酒もことぶき 前祝い 祝う言葉は 少ないけれど風邪をひかずに 幸せにきっと可愛い…

  • おとこひとり酒 – 芦屋雁之助

    遠の昔に 別れた女をなんで今更 思い出すひとりのみたい こんな夜はそばに誰かが いるようなそんな演歌が あればいい 長い黒髪 からめて泣いた忘れられない 白い指バカな男と 笑うなよ過ぎてかえらぬ 夢なのにつなぎ合わせて 見たいもの どこにいるかも わからぬ女に未練残して なんになるつらいだろうと 言いながら男ごころに しみて来るそんな演歌が あればいい 人気の新着歌詞 山河のむこうに故郷が …

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