秦基博

虹が消えた日 – 秦基博

遠去かる鈍色の雲 街に残る雨の匂い
揺らめく淡い空の向こう あの日見た約束の場所

夢だったの? 虹はもう空から消えた
容赦ない太陽 ちっぽけな影を ただ ありのまま映し出す

僕ら行こう 夢見る頃を過ぎ
不確かにふるえてる現実(いま)がここにあるけど
消えてしまった虹のその先へ
いつか架かる橋をもう一度信じて 歩き始める

君の描いてた世界は ねぇ ここにはなかったんだ
あやふやなあの空の向こう それでも道は続いている

何があるんだろう? 虹はもう空から消えた
辿り着きたいよ あてどない未来に まだ 怯えているけれど

僕ら言うよ 夢見る頃を過ぎ
語り合う全ての言葉が淀んで聴こえても
消えてしまった虹のその先へ
いつか架かる橋をもう一度信じて 僕らは行く

さよなら昨日の願い 答え探してる今日 明日は風の中

滲んでも 色褪せてしまっても そんな変わりゆく景色も受け止めて
僕ら行こう 夢見る頃を過ぎ
不確かにふるえてる現実(いま)がここにあるけど
消えてしまった虹のその先へ
いつか架かる橋をもう一度信じて 歩き続ける

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