石川ひとみ

  • こんなにも愛してる – 石川ひとみ

    あなたに惹かれたのは説明つかないけど隠しきれない深い痛みをその目に見たせいよ 真実を抑え込むように組んだその手を静かに引き寄せて あなたを通り過ぎてく 季節や過去の痛みはもう忘れて 私がいるからこんなにも愛してる 長い月日のせいで諦めも身につけてだけど本当は違ったみたい目を背けてただけ 街のともしびに照らされた痩せた横顔黙って見つめてた あなたを悲しくさせる 季節や過去の痛みはもう忘れて 私がいる…

  • さよならの雨 – 石川ひとみ

    信号待ち見つけた あなたの後ろ姿また 傘もささずに 空を見上げてる 別れのわけも聞けず 離れたあの日からもう いつのまにか こんなにも経ってる 嫌いにはなれなくて 好きでいちゃ苦しくて進まないストーリー 甘いメモリー一時停止の恋 さよならの雨 あなただけを 濡らしてくすれ違ったふたりの行く先は 違う景色だわさよならよ もう 懐かしさを 振り切るように黄色の傘ひらき 足早にあなた追い越した どこに向…

  • やさしくなりたいだけ – 石川ひとみ

    光の中にある言葉の中にある触れないけど 見えないけど笑いかける 桜の坂道に雨に煙る街にそっと佇み ふと寄り添いまたね、と消えてゆく 私たちがきっとやさしさと呼ぶもの風を指を 伝いながら届く 今はただ、やさしくなりたいだけしずかな微笑みをたずさえ私のまま 歩こう なれるかな悲しい人のとなりよりそい座って笑ってるちいさな風 そんなふうに 幼い日の私きっと全部知ってたこの手のひらに満ちてたもの少しずつ零…

  • zankyouhanabi – 石川ひとみ

    夜空に咲く 紅き色の 花びらが舞っては 散ってくあなた照らした 横顔がずっと 僕の胸を 熱く染める あれからどれくらい 夏が過ぎていったの?もう 僕にはわからないいっしょに見た夢 いくつもの想い重なり合って 溶けてく はじめて手が触れた 瞬間を僕は忘れないだろういつまでも続くと 思ってた今となっては まぼろし 夜空に咲く 紅き色の 花びらが舞っては 散ってくあなた照らした 横顔がずっと 僕の胸を …

  • 何も言わないで – 石川ひとみ

    何も言わなくてもいいの! もうそれ以上今は私だけを見つめて ふたりだけの夜 前の彼女のこと 尋き出してみるわりと平気な素振りで つくり笑顔見せて しゃくにさわるのは わかってるけどあなたのことは 誰よりも知っておきたいから あなたのそばにいて 優しく見守っていたい 何も言わなくてもいいの! もうそれ以上今は私だけを見つめて ふたりだけの夜 ごめん! あやまらなきゃ 私が悪いひとりきりでもいいのなん…

  • 夢回帰線 – 石川ひとみ

    砂漠へと旅立つ夢旅人あなたは蜃気楼サヨナラは愛より熱い言葉涙はきらめく吐息 女心のぞけば裏窓がある罪の深いあなたを見送るために燃えるあのひとみ素肌にまといながら 南から忘れるための風が私を運ぶ 朝焼けにせつない胸を抱いて哀しくたわむれる誰か今 やさしい男(ひと)がいたらくずれてしまうわ きっと 女心ゆらして歌いましょうか通りすぎたあなたを見守るために燃えるあのひとみもう一度 迷わせて 女心のぞけば…

  • おやすみ前に – 石川ひとみ

    ワインのほてりも さめもしないうち いやね…そろそろ帰ろうと つぶやきが淋しくてちょっとすねてみる 真似したの 幸せみちた ふたりを乗せた 電車の中で窓に流れる 街のともしび ながめるふりしてガラスに映った あなたの横顔そっとみていたけれど… もしもあなたが 気付いてくれたらうつむかず ほほえみ 返せるかしら ざわめきとぎれて いつか帰り道 ふたりこのまま同じ夜 分け合っていたいからわざとまわり道…

  • 夢番地一丁目 – 石川ひとみ

    夢番地という名前の お店があったけど今では名前も 造(つく)りも変ったわなじみの人誰もいない もちろんあの人もこの前の季節に 別れてしまった 夢番地一丁目ここで恋が始まり夢番地一丁目ここで愛が終わった あの頃は かえらないだけど去年の落葉が つもってるように私は心に 哀しみつもらせている季節は変ったのに 夢番地という住所は 私の胸の中そこにはあるのよ あの日の青春がもう二度とは戻れないの ほんとの…

  • らぶ・とりーとめんと – 石川ひとみ

    鏡の中の私がやっと今朝 微笑んでくれたの春の景色に 溶け込めそうなブラウス着こんで 出かけるわ みんな どうしているの?恋をなくした 胸の痛みを私 初めてだったけどちょっと わかった気がするの Love Treatment それは新しい恋Love Treatment 彼がおこるかなでも恋は 落ちた瞬間が 一番素敵! 自分のために かおるコロン今 少しだけ ナルシスト地下鉄からの 風に吹かれてスカー…

  • モナムール・モナミ – 石川ひとみ

    たとえば 他の誰かと楽しむよりもあなたのことで 悲しむ方がいいわたまには私の手を焼かせて! あなたは素敵ね 眼で微笑んでいるわたいていは 口先だけで笑うものねまばたきするのも おしいくらい そらさずに Mon Amour, Mon Ami 愛され方がMon Amour, Mon Ami まだうまくないからMon Amour, Mon Ami 愛され方をMon Amour, Mon Ami 教えてほ…

Back to top button