牧村三枝子

夫婦きどり – 牧村三枝子

抱けばそのまま 腕の中
とけて消えそな あゝおまえ
夫婦みたいに 暮らしたい
せめて三日でもねえという
おまえに うそはつけない

爪をかむくせ その癖も
いつか忘れた あゝおまえ
買った揃いの お茶わんに
夢がさめなけりゃねえという
おまえの 顔がまぶしい

肩で甘えて ついてくる
白いうなじの あゝおまえ
襟をあわせて 寂しそに
雨になるかしらねえという
おまえの 声が泣いていた

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ともしび – 牧村三枝子

男の旅より 女の旅はどこか絵になる うしろ影別れてはなれて また逢えば夢がこぼれて 涙にかわる窓を開ければ 漁火ゆれてあなたの匂いが 恋しいよ愛のともしび 消え

あした花 – 牧村三枝子

こわれた徳利に さす花は道端(みち)に 咲いてた たんぽぽよわたしにあなたに 似たような踏まれて踏まれて 耐えしのぶ小さな夢をみる あした花つまずき続けた あの

舞姫 – 牧村三枝子

さくらの姿(すがた)は 女(おんな)のようね咲(さ)いては散(ち)って うるわしくハラハラ ハラハラ 舞(ま)い踊(おど)るこの世(よ)にいるのは あなたと私(

悲しいね – 牧村三枝子

悲しいね 悲しいね雨など降れば なおさらに窓に滲む 街明かりあんた恋しい腕まくらえんやらや えんやらやらやら今頃あんたは 誰かと夢ん中えんやらや えんやらやらや

花あかり ~ワルツ~ ソロバージョン – 牧村三枝子

待たせるだけで あの日からいくつの季節が 流れたろ夜が寒いと 花冷えの肩が甘える めぐり逢い思えば長い 冬の日も色づきそだてた 夢ひとつ逢いたかったと すがりつ

北越雪譜~雪のロマンを歌うまえに~ – 牧村三枝子

国境の 長いトンネル ぬければそこはもう 雪国風に舞う雪を 花にたとえ雪見酒などと 洒落てはいられません雪のロマンを 歌うまえに一年ここで 暮らしてください人の

向島・夕立ち荘 – 牧村三枝子

遠い稲妻 降る雨に胸の赤い血 騒ぎます今ごろあなたは 言問橋を渡り始めて いるでしょう泣いたそばから すぐ咲く笑顔おまえの涙は 夕立ちとあなたはからかい のぞき

おんなみれん – 牧村三枝子

うわべばかりの あなたの愛にだまされ続けて 来たわたし旅路の雨の 冷たさ添えぬ女の うらみ雨濡れて下さい いたいほどあなた思えば この胸あつく体がふるえて とま

こぼれ陽 – 牧村三枝子

あなただけです 私の夢はついて来いよと 云われた日から冬のこぼれ陽 並んで浴びて肩に甘えて 添える指のり切れましたね のり切れましたね負けないで 私たちきっと同

夾竹桃 – 牧村三枝子

風邪にたおれた おまえの寝顔夢で泣いたか ひとすじ涙外で男は 勝手なくらしふり向くことも なかったか馬鹿な男に 夾竹桃の花がしみるよほんの初めは 雨やどりでもい

明日川 – 牧村三枝子

誰かは 誰かを 橋のたもとで何故待つことを 覚えたの日暮れの街は やさしさをみせ逢いたい 逢えない 心のもどかしさそんな私を 素知らぬ顔で川は明日に 流れてく去

夢ごころ – 牧村三枝子

(ご多忙ね ご多忙ね)素敵なあなたは ご多忙で愛する気持ちに 気づいてくれぬ(ご多忙ね ご多忙ね)あなたが うぐいすだとしたら私はなりたい 梅の木にそうよほんと

螢川 – 牧村三枝子

ことしの冬は長いっちゃァ四月やいうとるがにため息まじりの千代の声冷たい蒲団にもぐりこむ胸にチラチラ燃えあがる蒼い炎に目覚めたら雪が舞う さらに舞う 風を誘ってま

極楽トンボ – 牧村三枝子

お酒が強くなったのはあなたが いなくなってから恋しくて 淋しくてひとり待つ身がつらすぎて何度も手紙を書いたって音信不通の風便り春がゆき 秋がゆき今はこころも冬景

いち抜けた – 牧村三枝子

やってられないやってられないやってられないここで私は いち抜けたあんた それほどいうのなら少しゃ まごころ見せとくれお前 ひとりと いいながら今日の香水 また違

悲しい歌のくりかえし – 牧村三枝子

星も見えない 都会の夜は女ひとりにゃ 寒すぎる誰が悪いというわけじゃない恋のまねごとしたばっかりに悲しい歌のくりかえし悲しい歌のくりかえし酒の手酌は 忘れたはず

駅前カフェ – 牧村三枝子

貯金通帳 差し出してお役に立ててと 微笑むお前困った時には お互いさまと逆に説教 されましたあゝ…あゝ…ふたり出逢った 駅前カフェ活動写真 見に行こうお前をなだ

赤提灯の女 – 牧村三枝子

さいはての 赤提灯に 身を寄せる明けくれの わびしい暮らしに 負けそうな気がつきゃここまで 落ちていた裏窓に むせび泣くよな 汽車の汽笛母さんが 私の心を 呼び

恋人形 – 牧村三枝子

昨日まゆみが 町を出た今日は私が 町を出る声にならない サヨナラを汽車の汽車の窓から 捨てながらじゅん子も言ってた新宿は 夢が住んでる 街だよと無理ね私の 性分

男ごころ – 牧村三枝子

抱けばこの手を すり抜けながらあの日の私じゃないと云うたとえ生活は変っていても元気でよかった ネオン街逢いたかったよおまえ おまえ どこへも行くな長い旅から帰っ

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