牧村三枝子

  • 雨月夜 – 牧村三枝子

    ひとりぼっちと 思うなとこの手に残した 部屋の鍵あなたのこころが 今しみる迷い悩んだ 季節のはてにやっと迎えた 雨月夜 男ごころが とけないで手さぐりしていた 長い春日蔭になじんだ 一輪草すぐに日向(ひなた)に 咲けないわけが眉をくもらす 雨月夜 いいの? 私で いいのねと追いかけ追いつき 問い返す恋紅ほのかな 薄明りせめて幸せ 逃げないように祈る思いの 雨月夜 人気の新着歌詞 ともしび R…

  • 恋絆 – 牧村三枝子

    日差しに揺れてる 恋がある一途な日陰の 恋もある灯していたいの あなたの胸でこんなに小さな 命火だけど浮世の風など 怖くない ないない尽くしの 一間でも心をつないで 生きてます負けたりしないわ あなたが居ればお猪口に残った お酒をねだり甘えるひと夜が あればいい 男は明日(あした)に夢を追い女は男の夢を追う離しちゃ嫌です ふたりの絆七坂八坂の 情愛(なさけ)の道もあなたと歩けば 花も咲く 人気の新…

  • 姿見 – 牧村三枝子

    鏡に姿を うつしてみれば不幸が着物を 着てるよう涙にむせて 張り裂けそうなこの胸この手で 押さえています私どこから 間違えたのかしら 男と女の もつれた糸は鋏(はさみ)でぷつりと 切りましょかできれば過去を 釦(ボタン)のようにつけ替えられたら いいのでしょうが私いつから 間違えたのかしら 躰が細ると 心もやせて夢までちいさく しぼみそうしおれた花に 盛りの頃の色艶(いろつや)問うのは 酷(むご)…

  • 歌一輪 – 牧村三枝子

    北の大地で産声あげた幼き娘は 夢抱(いだ)く幾星霜(いくせいそう)の 時は過ぎ名もない花は 実を結び決めたこの道 ひとすじに命をかけた 歌一輪 雨に嵐に さらされながら心が折れそな 日もあった電話の向こう 母の声くじけちゃ駄目と 励まされ倦(う)まず弛(たゆ)まず 誇らしく想いを込めて 歌一輪 咲いた花見て 喜ぶならば咲かせた根元の 恩を知れ座右の銘と 父親の言葉はいつも 胸の中春夏秋冬 凛(りん…

  • 夢おんな – 牧村三枝子

    男らしさの あるひとならばだまって女房に してほしかったあれが死ぬほど 愛したひとか世間の噂に 負けたひと夢に泣いても夢に生きたい 夢おんな 雨の夜更けを さまよいながらあなたの居そうな 酒場をのぞく愛のかたちは どうでもいいの別れちゃいけない ひとだった夢は散っても夢をまた抱く 夢おんな たとえこのまま 逢えなくたってわたしは一生 あなたを待つわ愛のぬくもり 分けあえるよなふたりの生活(くらし)…

  • 樹氷の宿 – 牧村三枝子

    明日の別れを 知りながら命のかぎり 燃える女ほのかに香る 湯あがりの肌の白さに 匂う月ああ みちのく 樹氷の宿 酒のぬくみも 凍てついたさだめの雪は とかせないほろりと酔えば 死にたいと弱い女に また返りああ 君泣く 樹氷の宿 無理に微笑って 朝の日にそむけた顔の いじらしさ女のそんな まごころに何も酬いて やれぬ身がああ せつない 樹氷の宿 人気の新着歌詞 ともしび – 牧村三枝子 …

  • あなたの妻と呼ばれたい – 牧村三枝子

    お酒のしずくで つづけて書いたおなたの苗字と わたしの名前愛しても 愛しても 愛したりない女ごころは うるさいですか今は夢でも いつかあなたの妻と 妻と 呼ばれてみたい あなたがうしろを ふりむくときを今日まで待ったわ 爪かみながらこれからも これからも 邪魔をしないでついてゆきます 嫌わないでね愛はひとすじ いつかあなたの妻と 妻と 呼ばれてみたい 指輪もお金も ほしくはないがかなえてあげたい …

  • 若狭の宿 – 牧村三枝子

    風の音にも やせて行きますお酒並べて 泣いてますただひとり あのひとの通夜をするおもいで残る おもいで残る若狭の宿よ 若狭蘇洞門の波が泣きます季節はずれのあらしですまぼろしの あのひとと話してしみじみ想う しみじみ想う若狭の宿よ 窓にうつして 髪を切ります違う女に 変わります何もかも あの人に捧げてた恋をふりきる 恋をふりきる若狭の宿よ 人気の新着歌詞 ともしび – 牧村三枝子 男の旅…

  • 友禅流し – 牧村三枝子

    雪はまだ 河原に白く指を切る 水のつめたさ加賀の金沢 浅野・犀の流れ明日をさがして さまよう恋にいのち華やぐ 夢染めて春を呼ぶ 春を呼ぶ 友禅流し 露草で 描いた恋の行くすえは 水に流れるこれがさだめか 紅殻格子[べにからごうし]慕う女の こころのようにゆれて揉まれる 絵模様のかなしくも 美しい 友禅流し 城下町 肩先さむくひとり行く 水のたそがれかすむ白山 夕山ざくら夢も望みも ぼかした恋にせめ…

  • 室生寺 – 牧村三枝子

    どうしていいのかわからぬままにすがりに来ましたみ仏に教えてください室生さま女のかなしみ曳きずって朱塗りの橋を渡ります 愛してしまえば燃えつくさずにおかない火の蝶恋の蝶いとしさ憎さの繚乱舞い夏にはみ寺のシャクナゲも一期は夢と咲いてます 妻子を捨てさせ愛する人もなくして五重の塔の下救けてくだせさい室生さま深山のしぐれは罪ぶかい女の頬を叩きます 人気の新着歌詞 ともしび – 牧村三枝子 男の…

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