片平なぎさ

隙間風 – 片平なぎさ

若い女の一人旅が どんなに恐いものかは
ちゃんと知っている積りだけど
ひき返す気などないわ
あのまま ずっとあなたを待っていたら
たぶん無口で暮す暗い女になってた
そんな気がします
旅の宿からいつか お気に入りの便箋の
手紙を受け取った時にあなた
然(さ)り気なく並んだ文字の間に
私の気持ち見つけるでしょう

ほんの小さな隙間風が忍んで
こんなに二人は遠くなっていたのを
どうして分からないままで来たの
あなたがいたら 旅に出ようとしてる
私のこと叱って止めたかも知れないけど
今ではもう遅い
旅の宿からいつか お気に入りの便箋の
手紙を受け取った時にあなた
然り気なく並んだ文字の間に
私の気持ち見つけるでしょう

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ノナ – 片平なぎさ

ノナはひとりの女です弱い弱い女です恋にも泣きます すがりますなのに心に鍵かけてどこ吹く風かと笑いますだから私は じょっぱりノナはひとりの女ですもろいもろい女です

気がかり – 片平なぎさ

気がかりといえば あのひとのことよいつも暗い部屋で ピアノの音がしてた誰かそばにいるようで いつもあのひと一人だった近づいても 遠ざかってもあのひとの淋しさは 

嫌われ上手 – 片平なぎさ

あなたの口づけも 優しいほほえみも今すぐこの胸に ほしいのに私の心には 誰にも入れないかたくとざされてる 扉があるそう 嫌われ上手 嫌われ上手 私のことただ ふ

街角 – 片平なぎさ

信号がまた 青に変わって歩き出す 交差点ふとすれちがう あの人になぜか心を ときめかす忘れるはずないわあれは昔 愛した人よ今想い出して 胸がふるえる声をかけても

おこってますか – 片平なぎさ

おこってますか今日 私が言った事後から思うとずいぶんひどい言葉を並べていたみたいあなたが はっきりしないからはっきりしないからよ意味なんてなかったのちょっと甘え

私のいちばん美しい時を – 片平なぎさ

ささいなことで 笑いころげてわけなどなくて 涙ぐんだり風のそよぎに ひとり心を揺らしています 朝な夕なに私のいちばん 美しい時をこのまま あなたにゆだねますいつ

なかなおり – 片平なぎさ

なかなおりしたのよ ゆうべ彼とつまんないけんかは 二度としないわいけないのは みんな私なの信じながら 愛しすぎてすねていた私よなかなおりしたのよ うれしかったわ

恋する私 – 片平なぎさ

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オリーブの華麗な青春 – 片平なぎさ

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ぬくもり – 片平なぎさ

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肌寒い雨 – 片平なぎさ

昨日の雨で 最後の花も残らず散って しまうでしょふたりの恋が 終りだなんて今でも信じられません冷たい指をさし出して最後の握手求めるの私が泣くと困るから冗談ばかり

頬にかかる涙 – 片平なぎさ

あなたが死んだ 悲しい通知(しらせ)信じるなんてこと とても無理ですこんな非道(ひど)いことがあるのですか私 何をすればいいのですかあれほど愛したふたりです炎く

ひとつの事実 – 片平なぎさ

女のこには愛がひとつある男のこにも愛がひとつある花の匂いの唇に 泪がひとつぶ好きになることは 恐いことかしら胸が 胸が痛い私は愛がわかるほど大人じゃないけど心の

美しい契り – 片平なぎさ

女に生まれた 倖せは死ぬまでひとりを 愛せることあなたの罪は 私の罪一緒に耐えます人が聞けば 笑うような一途な 恋ですひとえに愛して ゆくことが私の信じた ひと

異性 – 片平なぎさ

友だちにも 相談はできませんどうしたらば 人を愛してゆけるのか思い悩み 日暮れの街ただ一人あの人のことを想い 歩きました泣きたい時も私 野の花のように清らかな心

甘いさまよい – 片平なぎさ

ランプを消して 夜の中あなたのことを 想うのよいけない人ね あのひとはこんなに私 迷わせるその時はいつか来ると わかってるのだけど何も私は 知らないのよ男の人と

純愛 – 片平なぎさ

あなたは夜の駅へ ひとりで消えてゆくの来るなとひどい言葉 私にのこしてもうあなたなしで 生きてゆけないどうか私 つれていってよ家(うち)もすてるわ ここの街とも

じょっぱり – 片平なぎさ

白は白ぐて 雪の色赤ば赤ぐて ばらの花なのにピンクと人は言う私はそれが好がなくてはっきりするから じょっぱり好きは愛しい 好きなひといやは嫌いで いやなやつなの

陽だまりの恋 – 片平なぎさ

どうぞ 私のこと 認めてどうぞ 私のこのすべてを 悩ませてよあなた 何故か ウフフと笑うの私 じれったい気分こんな 出逢い知ってた気がしてあなた 知らん顔しても

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