永井裕子

はぐれ雲 – 永井裕子

あんな野暮天(やぼてん) おさらばと
下駄を蹴飛ばし ケリつけた
なんで今さら 旅の空
祭りばやしの 笛の音(ね)に
胸のほの字が また燃える……
呼べば泣けそな 呼べば泣けそな はぐれ雲

ねじり鉢巻き 左巻き
お鈍(にぶ)すぎるよ 甲斐性なし
追って来たって 知らないよ
やけでつよがり 並べても
花を手向ける 目に涙……
見ないふりして 見ないふりして 地蔵さん

風につがいの 赤トンボ
羽根をよせあう 茜空
どこか似ている 若い衆の
法被(はっぴ)姿を ふり向けば
喧嘩みこしに 里ごころ……
どこへ帰ろか どこへ帰ろか はぐれ雲

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玄海 恋太鼓 – 永井裕子

風が出る 波が立つ玄界灘に 陽が落ちるあんた恋しと 叩くとよ撥も折れよと 叩くとよ赤い赤い 赤い蹴出しの恋太鼓届け 届け あんたに届けああんああ 天まで届けつら

北陸本線冬の旅 – 永井裕子

窓の向うは 日本海波の暗さに 目が凍(し)みるあゝ この手紙 燃やしたらあなたから自由になれますか北陸本線かもめを連れて 冬の旅お酒のんでも とまらない寒い心が

刈干キリキリ – 永井裕子

枯れすすき 阿蘇(あそ)の山みて今日も高千穂(たかちほ) 幾曲(いくま)がり牛の鈴の音(ね) 聞いちょるだろか刈干(かりぼし)キリキリ 年暮(くれ)には帰る誰も

そして…雪の中 – 永井裕子

酔ってあなたに つかまりながら赤い傘さす 雪のなか往(ゆ)くか戻るか 恋路(こいじ)はひとつおちつく宿を さがしましょそしてそして そこから先はわたしにください

愛のさくら記念日 – 永井裕子

何も知らない 娘ですさくら色した 娘ですいつか汚れて しまうならあなたの胸で 散りたいほら…はらはらはらはら・・涙が今…きらきらきらきら・・愛になる少女から 大

石見銀山ひとり坂 – 永井裕子

別れの朝に 愛されるほどかなしい恋は ありません代官屋敷に 降る雨も五百羅漢に 散る花もあなたと ふたりの 想い出ばかり石見銀山 ああ ひとり坂忘れるための お

石見のおんな – 永井裕子

海に添い寝の 鳴り砂も踏まれてキュッと 鳴くのですましてや遠い あの人を想えば涙 あふれます生きてくことは せつなくて石見(いわみ) 鳴り砂 琴ヶ浜根雪溶ければ

菜の花情歌 – 永井裕子

三日つづいた 西風が夜の終わりに ふと止んで窓を開けたら 一面に菜の花咲いて 春でしたこれなら沖から見えるでしょう沖の舟からわかるでしょうわたしがきれいになった

片恋しぐれ町 – 永井裕子

酒のちからで 弾(はず)みをつけてそれでどうなる 未練じゃないかなんなのなんです たかが恋ひとつ弱虫毛虫 屋台の酒に小犬もすり寄る しぐれ町その場かぎりの やさ

帰ろうか – 永井裕子

足が西向きゃ 背は東帰ろうか 帰ろうか帰りゃ故郷(こきょう)にヨー何も語らず 涙をひとつ拾ってくれる 友がいる愚痴を土産(みやげ)にヨ… 帰ろうか ア…惚れたあ

そして…湯の宿 – 永井裕子

遠い 遠い波音 聞きながらそっとうすめの 紅を差すそして そして最後の 湯の宿よ伊豆のひと夜を もえつきて胸にあなたを のこしたい旅の 旅のおわりが 悲しいと泣

夢…ひとり – 永井裕子

波の音さえ 悲しくて人に云えない 恋ごころ逢えば逢えば逢えば切ない 残り香に女ごころが また痛む一夜(ひとよ)しのぎの 夢…ひとり心捨てます 忘れます夢の欠片が

勝負坂 – 永井裕子

生きているから 花も実も咲いて微笑む 浮世じゃないか辛抱する木の 枝から育つ夢のつぼみは ほんものだ風が背を押す 風が背を押す 勝負坂決めた道なら 真っ直ぐに行

祭り女の渡り鳥 – 永井裕子

ねじり鉢巻 三社の神輿担ぎゆさぶる いなせぶり祭りに惚れたか 男に惚れたあんた追いかけ 渡り鳥今日は浅草 あしたはどこやら燃えて火となれ 祭りの女なんだ神田で 

郡上八幡おんな町 – 永井裕子

母を泣かせて 故郷すてるそれが出来ない 恋ごころ郡上踊りで 知り染めた旅のお方を どうすりゃいいの三日三晩を 寄り添って郡上なみだで 袖しぼる明日の夢より あな

酒きずな – 永井裕子

一度結んだ 命のきずな結び通して どこまでもこれが二人の 生甲斐ですと決めた心に… エエエ… 嘘はない晴れて添えない この世の運命(さだめ)怨む気持ちは ないも

涙を抱いた渡り鳥 – 永井裕子

ひと声ないては 旅から旅へくろうみやまの ほととぎす今日は淡路か 明日(あした)は佐渡か遠い都の 恋しさに濡らす袂(たもと)の はずかしさいいさ 涙を抱いた渡り

アカシアの雨がやむとき – 永井裕子

アカシアの雨にうたれてこのまま死んでしまいたい夜が明ける 日がのぼる朝の光のその中で冷たくなった わたしを見つけてあの人は涙を流して くれるでしょうかアカシアの

二人でお酒を – 永井裕子

うらみっこなしで 別れましょうねさらりと水に すべて流して心配しないで ひとりっきりは子供のころから 慣(な)れているのよそれでもたまに 淋(さみ)しくなったら

兄弟船 – 永井裕子

波の谷間に 命の花がふたつ並んで 咲いている兄弟船は 親父のかたみ型は古いが しけにはつよいおれと兄貴のヨ 夢の揺り篭さ陸(おか)に上って 酒のむときはいつもは

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