有安杏果

愛されたくて – 有安杏果

あー 今夜もまんまるお月さま
僕を見下ろし笑ってる
あの娘に会うたびカッコつけちまう
僕の姿がそんなにおかしいかい?

そう 気がつけば もうあの娘のきれいな瞳は
理想の僕を映す鏡さ
クールな顔も ラフな仕草も
演じ始めりゃ後にゃ引けない
恋のゲームに「待った」はないもんで

君に愛されたくて 愛されたくて
僕はウソをつく
本当はジャズなんて弾けやしないクセに
君の前ではちょっとムチャしちゃうんだなー

あー 今夜もキラキラお星さま
僕のウワサで騒いでる
あの娘に会うたびカッコつけちまう
僕の行方がそんなに楽しいかい?

そう すきあらば ほらあの娘のかわいい耳元へ
理想の僕を飾るバラードを
ソフトな声も キザな言葉も
演じ損ねりゃ後の祭りさ
恋のゲームに「二度目」はないもんで

君に愛されたくて 愛されたくて
僕はウソをつく
本当は歌なんて歌えやしないクセに
君の前ではちょっとムチャしちゃうんだなー

心に形がないのは 音色がないのは
胸にコッソリ秘めて磨けるように
神さまがくれたチャンスなのかもしれない
だから待ってて いつか正真正銘
理想の男になれるまで

君に愛されたくて 愛されたくて
僕はウソをつく
本当はダンスなんて踊れやしないクセに
君の前ではちょっとムチャしちゃうんだなー

つまりは君の手のひらで
踊らされてるってコト?
分かっちゃいてもちょっと
ムチャしちゃうんだなー

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