山口ひろみ

望み星 – 山口ひろみ

見えぬ所も 手抜きはしない
励(はげ)む手仕事 ひとすじに
汗水流して 働く者に
きっといい日が 来て欲しい…
星も肯(うなず)く 夜の空
きらめく満天 夢明り

家族そろって 夕餉(ゆうげ)を囲む
それが幸せ 何よりも
苦労の涙が いつかは花に
肩を寄せ合い 生きて行く…
路地にこぼれる 笑い声
優しくしみます 夜の風

悔し涙を 飲み込む夜ふけ
わかる人には わかってる
真っ直ぐ真面目(まじめ)に 生きてる者に
きっといい日が 来て欲しい…
夜空(そら)に流れる 星ひとつ
明日(あした)へ望みの 道しるべ

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ゆめ暖簾 – 山口ひろみ

渡る世間の 向い風胸に冷たく しみ通る愚痴は言わない こぼさないも一度暖簾を あげるまで口

ひとり涙酒 – 山口ひろみ

薄い灯りの 裏酒場飲めば未練が またつのる酒より沁みる 淋しさに泣いて 泣いて泣いてまた酔

人生よいしょの渡り鳥 – 山口ひろみ

花と嵐の 人生を今から歩いて 参ります凶と出ますか 吉と出ますかやってみなけりゃ 分からな

雪・哀歌 – 山口ひろみ

くずれる肩に 雪が降るみぞれまじりの 冷たい冷たい 雪が降る偲ぶ想いに ふり返りゃあと追い

その名はこゆき – 山口ひろみ

北の女を くどくなら秋の終わりに するがいいひとり冬越す つらさがわかる女ごころに 日暮れ

どうするこの恋 – 山口ひろみ

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女の波止場 – 山口ひろみ

男と出会って 愛するたびに最後の人と 女は想うなのに今度も あのひとはわたしを残し 海峡越

雪蓮花 – 山口ひろみ

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さよなら…あなた – 山口ひろみ

未練の涙か こぬか雨ひとり夜ふけの 汽車を待つ私が一緒に 暮らしたらあなたの夢の じゃまに

年上の女やけれど – 山口ひろみ

甘えてええんよ からんでええのこの膝いつでも 空けてあるがんばり過ぎんで ええからね今のま

浪花ごころ – 山口ひろみ

すがた形じゃ 好きにはならんうちはあんたの 心に惚れた浪花人情 曽根崎ごころ生きる苦労は 

雪の恋 – 山口ひろみ

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小雪のひとりごと – 山口ひろみ

降り出す雨の 時計台あの日も濡れて 待ちぼうけ切なさつのる 北の鐘札幌 日暮れの みぞれが

海峡酒場 – 山口ひろみ

世話になったと 他人の顔で別れのお酒 注ぐあなた海の匂いの する男(ひと)だものこの港町(

ソーラン渡り鳥 – 山口ひろみ

津軽の海を 越えて来たねぐら持たない みなしごつばめ江差(えさし)恋しや 鰊場(にしんば)

女の残り火 – 山口ひろみ

未練の残り火 消せるでしょうか雨に打たれて たたずむ私忘れたはずの 面影を映す涙の 水溜ま

霧の港町 – 山口ひろみ

手紙ひとつで あなたと別れ流れてきました 北の果て止まり木 波音 店灯り会わせる顔など な

おんなの嘘 – 山口ひろみ

さよならすると 決めたからどうか忘れて 私のことはそうよ嫌いに なっただけ他に理由(わけ)

いぶし銀 – 山口ひろみ

人眼ひくよな 派手さはないが裡(うち)にかくれた 技(わざ)がある夢に向かって 一心不乱我

一世一代 – 山口ひろみ

明日(あす)の決まった 人生なんてこの世に生まれた 甲斐がない泥んこぬかるみ 乗り越えて信

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