城太郎

黒い空 – 城太郎

カラスのゆうことにゃ 人は耳を貸さない
人がもし鳥なら カラスみたいなもんさ

変わり果てた世界で強くなろうとしてきた
その意思をくちばしに宿し
越えよカラス 抗い生きろ
弧を描き見つめるその瞳は美しい

黒い黒い黒い空を生きる
ただ術を貫いているだけ
青い青い青い空はひどく
この世界を惑わすだけ

夕立ち降り注ぐ 山へと続く空
懐かしい歌さえ 忘れてしまいそうで

あまりに白く無垢な心を脅かされぬように
神は色を下さった
戦い生きろと 滅ぶことなかれと
その羽は何にも染まらず美しい

黒い黒い黒い空を生きる
愛を守り枯らさぬように
青い青い青い空はひどく
この世界を惑わすだけ

黒い黒い黒い羽を纏い
白く白くありのまま生きて
光を浴びた黒はときに虹のように輝き
それは言葉によく似た
正しさの証

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