古谷一行

ほろ苦いあの頃 – 古谷一行

この街歩けば サラサラと
こぼれる 青春の砂時計
昔のあだ名を 呼びながら
かけてくるよ あの人の まぼろし
やさしく そして ほろ苦いあの頃
悲しいくらい 若かった
キャンパス通りの 人ごみの
若さに目を伏せてゆく 春の日

学生芝居に 明け暮れて
なんにも見えなかった おれだった
噂じゃあれから あの人も
不幸せに泣いてたと 言うけど
やさしく そして ほろ苦いあの頃
悲しいくらい 若かった
古びた映画を 見るように
セピア色の思い出が めぐるよ

やさしく そして ほろ苦いあの頃
悲しいくらい 若かった
キャンパス通りの 人ごみの
若さに目を伏せてゆく 春の日

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