半崎美子

36度5分 – 半崎美子

今を生きるという言葉に隠れ
ただこの瞬間を浪費している

痛いとこをつく言葉に埋もれ
躍起になってただ否定している

ぬるま湯に浸かりながらも流されてしまうなんて
いつからそんな大人になったんだろう
こうして今を失くして行く

36.5度の熱を絶やさずに私は今日も生かされている
365日休まず脈打つ体のほうがよっぽど
私より生きている

溺れるはずのないこんな浅瀬で
未だ手足をバタつかせている

二の足を踏んでいても何も始まらないのに
水を差すように頭が働いて
ただいっさいは過ぎていく

36.5度の熱を絶やさずに私は今日も生かされている
365日休まず脈打つ体のほうがよっぽど
私より生きている

いつからこんな大人になったんだろう
こうして今を逃していく

36.5度の熱はいつまでも私の中でくすぶっている
365日休まず働く呼吸が止まるまでは

36.5度の熱に守られて私は今日も生きているから
365日燃やし続けたい体の奥でずっと
鳴り響く鼓動に心震わせながら

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