半崎美子

  • 途 – 半崎美子

    誰が何と言おうとも今は進むべき途へ風に笑われても大丈夫そのまま いずれ出会うだろう共に進むべき人に夜に煽られても大丈夫そのまま そっと孤独の中に芽吹く未来がある どんな明日も開けば花になる今あなたが信じた種は知っている あなたは選ぶだろう絶えず自分であることを闇に阻まれてもその光は消せない きっとつま先は越える未だ見ぬ瞬間を どんな場所も歩けば途になる今あなたが望んだ夢は待っている どんな明日も開…

  • 雪の消印 – 半崎美子

    元気でいますか迷っていますか焦っていますか聞けなかったそれでもどうか健やかで自分らしくあれと願っています 名残を惜しむように雪が残っていますそちらはどうですか 優しい春ですか? 別れを惜しむより明るく見送ったこちらは本当は 寂しい春でした 口にも出さずに顔にも出さずに不安を隠してしまうところわかっている 強がりは私とよく似ているから 無理していますか悩んでいますか泣いていませんか聞きたかったそれで…

  • 涙の記憶 – 半崎美子

    声がかれるまで 泣いたそのあとにまだ残っている かすかな光よそこに明日はある悲しみはいつか海に出会う私たちは繋がっている 覚えている涙は全部どんなに今は笑っていても 刻んでいる鼓動はずっとどんな日も生きたことを 夜が明けていく 若き空となり雲はさすらい 旅立っていくそこに明日がある悲しみはやがて風を纏う私たちは呼び合っている 震えている心を閉じてあなたは今も歩いている 届かない過去にいるならそこに…

  • 桔梗の咲く頃 – 半崎美子

    気が付けばまたこの季節 薄紫の桔梗が咲く頃あなたが大事に育てていた庭先の花 幼い頃あなたの差し出した ひとさし指を強く握っていたあの指は誰よりも優しくぬくもりだった いまあなたに会えたらもう一度聞きたい傷口をさすりながら言ってくれた「大丈夫」 私も少しずつあなたの年齢に近づいてきたからか よけいに側に感じていますあなたはいつの日も気丈に振る舞って 自分より私のことを気遣い続けていた最後の最後まで母…

  • 足並み – 半崎美子

    たとえ季節に急かされても歩き出すのはまだ先でいい 去りゆく景色は早送りのように言葉さえ聞こえなかった 新しい足音に揃わない重ならない心のまま 時が進んでも 巡ってもここに立ち止まるあなたとはぐれないように私は歌いたい 相応しい足並みはどこにも見当たらない心はまだ 日々が移っても 流れてもここに留まるあなたと風に逆らって共に歌いたい 時が進んでも 巡ってもここに立ち止まるあなたとはぐれないように私は…

  • タンチョウの夢 – 半崎美子

    東から昇った 麗しい朝霧の中浮かんだ ぼやけた太陽 吐く息が昇った 芳しい空木立からのぞいた あぶれたタンチョウ 顔を上げ 鳴いている呼んでいるのは故郷の 海を越え渡った 懐かしい夢時をそろえていま はばたく残像 ヤサエ・エンヤン 声を上げ 鳴いている飛んでいるのは故郷の 風に立ち 広げた 誇らしい羽根空になびき はためいた遠い遠い夢 人気の新着歌詞 残響 – 半崎美子 白く吐いたため…

  • 帰途 – 半崎美子

    懐かしい風が呼ぶ声に耳を澄ませている駆け出した明日はなだらかにここに繋がっていた あの頃の励ましを抱きしめたまま 長い旅から帰ってきた私が私でいられる場所どこまでも裸足で歩いたはじめの一歩がここにある 張り詰めた心解かすように深く息を吸った追いかけた明日につまずいてもずっと見守ってくれた 変わらない眼差しを心に留めて 遠い空から願っていたあなたに誇れる私になっていつかまた出会えるだろう幼い道のり辿…

  • 道の上で – 半崎美子

    たった一人の味方に会えたそれだけで今日も生きられるだろう たった一つの望みが散った そんな時でも越えられるだろう 孤独を泳ぐ時も冷たい水の中も息をしていた目を開けていた光を見た あなたがいるからどんなに迷っても正しい明日へ何度でも帰るだろう たった一人で誓った夢は一緒に描く未来になった 険しい坂の途中も転がる日々の夢中も振り返るとその見晴らしは美しかった あなたがいるからいつでも真っ直ぐに選んだ道…

  • 色彩 – 半崎美子

    型落ちの自転車に夕陽がおりる頃さびついた世の中が夜を預けていく 欠け落ちた半分に今も会えなくて張り付いた約束が夜風にこだまする あぁ今日もまた探しているあぁどこにもいないこの街にも 声にならない 色もつかない思いを抱えている 落書きの自販機が闇を照らす頃場違いな看板が人波に溶けていく あぁ少しでも揺れたならあぁこぼれてしまうこの気持ちと 音も鳴らない 味もしない身体はどこへいく 離れられないあなた…

  • 私に託して – 半崎美子

    そう私はどこへ行こうとも何も変わらないだから大丈夫 もうこれ以上苦しまないでこれからはあなたの自由を生きて 今日も世界をつなぎとめていた懐かしい記憶ごと預けておくわ もう今以上傷つかないで背負った未来ごと私に託して そのまま話してここでずっと聞いているから あなたを通じて私は生きていく 声を絶やさないで私に託して 人気の新着歌詞 残響 – 半崎美子 白く吐いたため息と わずかな期待はす…

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