光岡洋

野郎船 – 光岡洋

あばよ一つで 出てゆく俺を
責めてくれるな 鴎の群れよ
いくら惚れても あの娘を船に
乗せてゆけない カムチャッカ沖にゃ
なまじ一夜の 情けをかけりゃ
辛くなるんだ 野郎船…

陸で暮らせる 男になれりゃ
泣かすもんかよ 可愛いあの娘
海が荒れれば こころが時化る
後ろ髪ひく 面影ゆれる
風よ吹け吹け サハリン颪(おろし)
男未練が 消えるまで…

縁があるから いつかは逢える
例えどんなに 離れていても
わかれ間際に あの娘がくれた
赤い袋の 守りの札を
腹におさめて 大漁旗を
空にかかげる 野郎船…

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ふたりの港町 – 光岡洋

夜の港の 舟だまりなんで泣くのさ 心配ねぇよ世間の風なら 仕打ちなら俺が受け止め はねかえす涙 潮風 ふたりの港町ふたりあの街 捨ててきた明日はどの街 なんとか

島立ちの春 – 光岡洋

波のしぶきで このツラ洗う黒潮ハガネの 腕っぷし東シナ海 西から東夢と魚を 追ってゆく海の男のヨォー ふるさと甑島(こしきじま)俺も十五で 島立ちしたが伜(せが

羽越本線 – 光岡洋

冬のカモメが 霙(みぞれ)にぬれて一駅過ぎても ついてくるどこか別れた おまえのようで途中下車した みなと町二つの恋に 揺れまどうおんなの涙が つらいから俺は黙

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