佐香智久

君のことなんて好きにならなきゃよかった – 佐香智久

それは聞きたくもなかったこと
君が僕に告げた秘密
「あのねあたし好きな人がいるの。」

飛び出た心臓を飲み込み
僕は平気なふりで笑う
その目に映ってるキラキラは
僕には奪えないみたい

神様どうして一番に大切な
恋だけは叶えてくれないのですか
だから少年は胸に誓う
君の恋は僕が叶えるから

もしもあの夏に戻れたら
君なんて好きにならずに
僕を好きと言ってくれる
そんな誰かを好きになるのに
くだらないことで笑う君も
あいつを見てる横顔も
忘れない忘れられない
君の事なんて好きにならなきゃよかった
好きにならなきゃよかった

あいつの話をしてる君は
どんな君より可愛くて
その目に僕なんて映らない
そんなの分かってるんだけどさ

この世界中で僕は誰より君を
大好きだって大切だって思うから
言い出せずにいたこの思いは
知らないふりでギュッとしまい込んだ

もしもあの夏に戻れたら
君なんて好きにならずに
僕を好きと言ってくれる
そんな誰かを好きになるのに
くだらないことで笑う君も
あいつを見てる横顔も
忘れない忘れられない
君の事なんて好きにならなきゃよかった
好きにならなきゃよかった

僕の想いは変わらないから
君の想いも分かってるから
いつもただ隣で願ってるよ

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