伍代夏子

  • 時の川 – 伍代夏子

    女ひとりの 笹舟で流れてきました 時の川夢はいつでも 泡沫で涙に溺れる ことばかりそれでも 愛に愛につかまり生きてきました ひたむきに 何度 渡ったことでしょうこの頬流れる 涙川いのち沈める 恋をして裏切り滝にも 落ちましたそれでも あなたあなた一筋惚れてきました ひたすらに きっと誰もが 旅人で流れてゆきます 時の川舵のとれない おんな舟積むのは未練と 哀しみとそれでも あすをあすを信じて生きて…

  • 夢追い海峡 – 伍代夏子

    もしも私が 鴎ならあなたの後を 追うものを桟橋離れ 汽笛に泣いて握りしめてる 別れのテープ切れないで…切れないでおんな美恋(みれん)の 夢追い海峡 炎(も)える想いを 曳いてゆく潮路に沈む 恋ひとつあなたはどうせ 仕事を捨ててここで暮らせる 人ではないわ言わないで…言わないでおんな美恋(みれん)の 夢追い海峡 だけどどこかで 逢えたならただそれだけで 泣くでしょう一途な女 綺麗な海で愛に溺れて 死…

  • 横顔慕情 – 伍代夏子

    薄紅の爪 今日もすねている綺麗に塗り替えても私が噛むから花占いも 恋占いもどれも待ち人来たらず両手に花なんて 男の身勝手ねいつまで待てばいいあなたの肩越にまた 誰か居るのねつれない 横顔慕情 薄墨の眉 夜は泣いているなだらかな三日月がハの字に変わるわ星占いも 夢占いもみんな明日(あした)が見えないたった今の私 ピアスの片割れねぽつんと揺れている遙かな瞳(め)をしてあなた 誰を見てるの切ない 横顔慕…

  • 越後草紙 – 伍代夏子

    胸にからんだ 未練の糸を何故にさばけぬ 経ち切れぬ越後 みちゆき 親不知(おやしらず)ひと冬越しても冷めやせぬあなた恋しと この体雪に晒(さら)して 命をしぼる 逢うは別れの 運命(さだめ)が辛い薄いえにしの 身が辛い越後 海鳴り 日本海ちぎれて舞い散る波の花思い切れよと 吹く風が愚図(ぐず)る私の 心を叱る 肌もふれずに どうして耐える夢の名残りの 憎らしさ越後 矢絣(やがすり) 単帯(ひとえお…

  • 寒咲あやめ – 伍代夏子

    雪空を眺めて ひっそり濃(こ)むらさき寒咲あやめが咲いてます人生は迷う 心を拾う旅哀しい時計の針じゃない愛したことも 恨んだ日々も旅の途中の一コマと艶(あで)やかに 寒咲あやめ 微笑んで命かがやかす生きるって 生きるって健気(けなげ)でいいですね 幸福(しあわせ)という名の まぼろし手荷物にずい分 寄り道しましたね人生は夢の 在りかを探す旅思い出ばかりの街じゃない悩んだことも 悔しい日々も今は私の…

  • 水無月の雨 – 伍代夏子

    水無月(みなづき)六月 降る雨に私の女が 泣きじゃくるねんねんころりよ みれん虫一里歩いて 二里もどるあなたの心よ ふる里よ 女がひとりで 飲む背中哀れでしょうか 他人目(ひとめ)にはゆらゆら酔うたび 舟を出しあなたに夢路で たどり着く逢えない人ほど 恋しくて 今ごろ一緒の 筈でしたあなたと暮らせる 筈でしたねんねんころりよ 恋の雨おまえの涙を 眠らせて想い出忘れの 酒になる今夜もひとりの 酒にな…

  • 恋しぐれ – 伍代夏子

    古い女と 言われても私はあなたに つくすだけすみを流した 日本海苦しみ呼んで 心が揺れるあぁ 風が吹く 恋しぐれ がまんしろよと 言われてもあなた以外は 見えないの抱いてください 折れるほど曇る景色は 涙のせいかあぁ 離れない 恋しぐれ 苦労させたと 言われても私はそれが うれしいのあなたの手紙 にぎりしめダイヤの乱れ 私の心あぁ かきむしる 恋しぐれ 人気の新着歌詞 走馬灯 – 伍代…

  • ごめん – 伍代夏子

    辛くないよと 首を振るそんなおまえに 借りがあるくされ縁とか 運命(さだめ)とか云って苦労の かけ通しごめん ごめん ごめんよおまえごめんよおまえ せめて人並 それでいいあとはおまけと 笑う奴稽古不足と照れながらおちょこ 片手に さし向かいごめん ごめん ごめんよおまえごめんよおまえ どんな夢みて 眠るやらたてる寝息の いじらしさ二度も三度も 道草をさせて しあわせ 遠まわりごめん ごめん ごめん…

  • 人生にありがとう – 伍代夏子

    子供の頃は 夕焼け空に遠くの未来 見つめてた何故に生まれて 何処へ行くのか心にいつも 話しかけ切なくなるほど懐かしい 時代を駆け抜けて一人の女性にしてくれた 追憶(おもいで)はあるけれど明日はきっと世の中で 一番近い未来だから愛する人のその胸で 人生にありがとう 都会の空の 四角い窓はいろんな暮らし 宿すけど穏やかならば 温かならば家路を急ぐ 場所がある小さな倖せそれでいい 哀しみ抱きしめて涙を一…

  • 雪中相合傘 – 伍代夏子

    あゝ あなた ここから先は人生乱吹(ふぶき)の 旅ですね恋はおもたい 峠は深い相合傘で こえてゆくやみ間に雪の 目がひかる あゝ あなた この不しあわせそれでもわたしが 好きですか辛くないかと 小膝をさすり抱きしめられりゃ 切なくてほろほろ泣きの なみだ声 あゝ あなた 想いは同じいで湯でゆったり やすみましょ生きてみせます 死ぬ気になって相合傘は いのち傘お宿の灯り はやく来い… 人気の新着歌詞…

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