五木ひろし

  • 愛しき娘よ – 五木ひろし

    今日の日が こんなに早く嫁ぐ日が 来ようとは母の手に抱かれた 小さな女の子一年 二年 五年 十年 月日は流れて明るく元気な娘(こ)に 育ってくれた思い出をありがとう 愛しき娘よ幼なきあの頃が 今なつかしい いつの間にか 大人になり母さんに そっくりにきれいだよ 花嫁姿 にあいの二人優しい人と出会って 結ばれたこの日新しい家族の中で 愛を分かち合い思い出をありがとう 互いに手を取り永遠の倖せを 祈っ…

  • 時は流れて… – 五木ひろし

    ふり返ればなつかしいあの頃あの時抱いてた夢と希望に燃えながら 悔しい事や辛い事いろいろあったけどひたすらに歩いてきたんだ この道を 時は流れて過ぎて行く家族の愛に励まされ戦い続けた人生を 新しい時代が始まり全ては変わっていくけれど人生百年 長い道 時には失敗もあるけれど志たてたら迷わずに信じた道をまっすぐに 時は流れて過ぎてゆく愛と出会いがある限り努力を惜しまずひたすらに 時は流れて過ぎてゆく新し…

  • 花ざくろ – 五木ひろし

    赤い実のなる 秋の日を知らずに白い 花びら散らす花ざくろ… 花ざくろ…別れたおまえに 似てる花…抱けば折れそな 細い肩想い出させる 夕空(そら)のあかね雲 何も言わずに 微笑(ほほえ)んでつめたい夜風(かぜ)に 黙って耐えた花ざくろ… 花ざくろ…あの日のおまえの ぬくもりを…遠くはなれて 今わかる男ごころを 独(ひと)り詫(わ)びる酒 今度逢えたら 愛せたら二度とは その手 離しはしない花ざくろ……

  • 港町恋唄B – 五木ひろし

    港わたりの 船乗りは潮の香りの いい男酒は強いが 情けに弱い石狩 函館 野辺地(のへじ)町 俺に本気で 惚れるなと一夜泊りで 背を向けるついていきたい かもめになって男鹿(おが)に にかほに 鶴岡に きっと来るよの 約束は海が時化(しけ)れば かなわないどうかご無事で また逢う日まで佐渡か 伏木(ふしき)か 寺泊(てらどまり) 未練心の 船乗りは涙しぶきに 隠すだけ陸(おか)に手を振り 笑顔を見せ…

  • 雪の華 – 五木ひろし

    のびた人陰(かげ)を 舗道に並べ夕闇のなかをキミと歩いてる手を繋いでいつまでもずっとそばにいれたなら泣けちゃうくらい 風が冷たくなって冬の匂いがしたそろそろこの街にキミと近付ける季節がくる 今年、最初の雪の華を2人寄り添って眺めているこの瞬間(とき)にシアワセがあふれだす甘えとか弱さじゃないただ、キミを愛してる心からそう思った キミがいると どんなことでも乗りきれるような気持ちになってるこんな日々…

  • 最後の雨 – 五木ひろし

    さよなら呟く君が僕の傘 残して 駆けだしてゆく哀しみ降り出す街中が 銀色に煙って君だけ 消せない最後の雨に 濡れないように追い掛けて ただ 抱き寄せ瞳 閉じた本気で忘れるくらいなら泣けるほど愛したりしない誰かに 盗られるくらいなら強く抱いて 君を壊したい ほどいた髪を広げて僕の夜 包んだ優しい人さ…不安な波にさらわれる 砂の城 怖くて誰かを求めたの?強がりだけを 覚えさせたね微笑みは もう 二人の…

  • 糸 – 五木ひろし

    なぜ めぐり逢うのかを私たちは なにも知らないいつ めぐり逢うのかを私たちは いつも知らないどこにいたの 生きてきたの遠い空の下 ふたつの物語縦の糸はあなた 横の糸は私織りなす布は いつか誰かを暖めうるかもしれない なぜ 生きてゆくのかを迷った日の跡の ささくれ夢追いかけ走ってころんだ日の跡の ささくれこんな糸が なんになるの心許なくて ふるえてた風の中縦の糸はあなた 横の糸は私織りなす布は いつ…

  • 桜坂 – 五木ひろし

    君よずっと幸せに風にそっと歌うよ Woo Yeah愛は今も 愛のままで 揺れる木漏れ日 薫る桜坂悲しみに似た 薄紅色君がいた 恋をしていた君じゃなきゃダメなのにひとつになれず 愛と知っていたのに春はやってくるのに Woo Yeah夢は今も 夢のままで 頬にくちづけ 染まる桜坂抱きしめたい気持ちでいっぱいだった この街で ずっとふたりで無邪気すぎた約束涙に変わる 愛と知っていたのに花はそっと咲くのに…

  • 北前船 – 五木ひろし

    日本海行く 希望の船は夢を積み荷の 千石船だ吹けよ春風 大海原に一本マストの 帆を上げろ男一匹 五尺の躰キラリしぶきが 華になるお宝お宝 お宝お宝 ヨーイトセーしあわせ運んで 北前船 うねる荒波 よいしょと越えて錨(いかり)おろした 風待ち港可愛あの娘の お酌に酔えば十八番(おはこ)が飛び出す ハイヤ節男一匹 船乗り稼業遠く眺める ふるさとさお宝お宝 お宝お宝 ヨーイトセーかもめと一緒に 北前船 …

  • 港町恋唄C – 五木ひろし

    港わたりの 船乗りは潮の香りの いい男酒は強いが 情けに弱い江差 能代も 本荘(ほんじょう)も 俺に本気で 惚れるなと一夜泊りで 背を向けるついていきたい かもめになって岩瀬 直江津 出雲崎(いずもざき) きっと来るよの 約束は海が時化(しけ)れば かなわないどうかご無事で また逢う日まで美川 福良(ふくら)よ 能登の沖 未練心の 船乗りは涙しぶきに 隠すだけ陸(おか)に手を振り 笑顔を見せる美浜…

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