三善英史

わかれの夜道 – 三善英史

渡された傘の柄(え)に 温もりが少し残る
送られて外に出たら 今夜も雨模様
泊まっておゆきの ひとことを
聞きたい私の 気も知らず
肩を押す~ 好きなひと

振りむけば物陰で 白煙(しろけむり)タバコひとつ
送られて足が重い 巷の灯が赤い
今にも泣きたい この心
耐えてる私の 気も知らず
指を振る~ 好きなひと

すれ違う人はみな 倖せな顔をしてる
送られて独り帰る 夜道はまだ長い
も一度お側に 廻れ右
したがる私の 気も知らず
背を向ける~ 好きなひと

人気の新着歌詞

円山・花町・母の町 – 三善英史

母になれても 妻にはなれず小さな僕を 抱きしめて明日におびえる 細い腕円山 花町 母さんの涙がしみた 日陰町母の姿を 島田で隠し病気の僕を 家におき作り笑顔で

秋・恋ほたる – 三善英史

めぐり逢っては いけないひとを好きになるのも 哀しい運命(さだめ)ほう ほう ほたる 秋蛍季節外れの 恋でいいあなたの胸に 灯(とも)りたいひとに言えない 寂し

渋谷通り雨 – 三善英史

道玄坂を 上(あ)がるたび忘れた恋が 下(お)りてくるひとつの傘に 寄り添って行(ゆ)き交(か)う人に まぎれゆくあの店も あの路地も 今はない想い出だけが 濡

あなたが帰る時 – 三善英史

あなたが帰る時 船を選ぶのなら私は名も知らぬ 港で待つわ冷たい霧雨に 躰を濡らし両手を すり合わせ 時間を待つわあなたの乗る船が 港に着いた時我身を ふりかえり

雨 – 三善英史

雨に濡れながら 立たずむ女(ひと)がいる傘の花が咲く 土曜の昼下がり約束した時間だけが 躰(からだ)をすり抜ける道行く人は 誰ひとりも見向きもしない恋はいつの日

おんな道 – 三善英史

生れた時から みなし子で親の顔さえ わからずに夜に生まれて 夜に育った 女の姿嫌なお客に せがまれて男の枕に されながらつくる笑顔も 生きるため顔もわからぬ 親

ラッキー・レディー, アンラッキーボーイ – 三善英史

ラッキー・レディー・アンラッキーボーイどこにも よくある話ラッキー・レディー・アンラッキーボーイだけど はなれられないその時ぼくには 天使に見えたのさ真赤なくち

爪・ゆび・手のひら – 三善英史

爪・ゆび・手のひら あなたの手疲れたからだを 寄せあってあなたの海を 聴きたいああ ことばで確かめる 愛よりもからだで確かめる 恋がすき爪・ゆび・手のひら 男の

すきま風 – 三善英史

君だけが女ではないし僕だけが男ではないし なんて最近こんなこと 想うのです二人でも淋しさはあるし一人でも楽しみはあるし なんて近頃こんなこと 考えます君を抱きし

白い想い出 – 三善英史

白いから 好きでした野菊の花が似合うから 好きでした見えるでしょうか あの頃がわかるでしょうか 今のあなたに覚えています 名付けていますあなたと過ごした青春を白

君だけに恋をした – 三善英史

ふるえる胸を 君だけに触らせたいの 恋ごころ君の心がほしいのさ愛のささえがほしいのさ花には水が いるように僕は結ばれる 時を待つあふれる泪 君だけに飲ませてみた

麻衣子 – 三善英史

細い眉を なお細くして好きよ好きよと すすり泣く麻衣子 麻衣子よ愛しい麻衣子いのちを賭けても かわることなくああ 抱きしめていたい白い肌を うす紅(くれない)に

薄化粧 – 三善英史

昨日買った水差しを ベッドに置いて枕カバーもとりかえて湯かげんもみたわ鏡にむかって 香水ふりかけあなたをむかえる 夜のうす化粧時計の針ばかりを 見つめては息をひ

愛の千羽鶴 – 三善英史

この千羽鶴は 千粒の涙……愛の願いも途絶えた今北の海に流しますさよならそえて 流します潮騒かすかにひびく 暗い夏の海で一人泣きその悲しみを一片(ひとひら)また一

愛のいさかい – 三善英史

安物でいいからと 指環をねだり今朝も小さな いさかいをしたそんなものつまらない 見栄だと叱りぷいとどこかへ あなたは消えたもしもこのまま 帰って来なければそれは

彼と… – 三善英史

たそがれが あの窓におりて来てカーテンをむらさきに そめている坂道の あたりまで出迎えに行こうかと手を休め ふと思う彼と くらしているこの部屋でいつかは泣く日が

遠い灯り – 三善英史

さよならね さよならと別れ道まで来たけれどこの指がはなれない何故なら恋だもの灯りが見えるわ あの部屋にあなたを待ってる 影がうつるわ明日(あす)また逢えると 涙

細雪 – 三善英史

死ぬほど好きと 今はただ叫んでみたい あなた過ぎ去る人は もう白く冷たさだけが光る雪よ降れ降れ想い出連れて幸せ薄い私でも泣くことだけは辛い雪が そして過去が哀し

博多夜船 – 三善英史

逢いに来たかよ松原越しにヨー博多通いのアレサ夜船の 灯が見える灯が見える恋の夜船は夜の間にかえせヨー明けりゃ仇波アレサ浮名の 波が立つ波が立つ波も荒かろ玄海あた

美少年~森蘭丸 – 三善英史

同じ散るなら いさぎよく花と散りたい この命燃える炎に つつまれて我は男の 夢を見る主は謡う 主は踊る主は謡う 主は踊る幸若舞の 幸若舞の 敦盛を細いもとどり 

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