リリィ、さよなら。

ミスターカメレオン – リリィ、さよなら。

こんな便利な世の中は 神様も予想してなかった
ボタン一つで何もかも「削除」できる時代

友達と言うアイコンも いがみ合う人も流行も
感情さえスクリーンの上での暇つぶし

僕は上手くやれているはずさ だから帰ってきてくれオリジナルカラー
真似して擬態して得たものに埋もれて そこで泣いているのはダレ?

また 動き出した世界が今 僕を置いていこうとするから
Changin’ Changin’ 必死なんだ
いつの間にか僕はきっと 誰かになってしまったよ どうかしてるかい

同じような服を着て 同じような歌を聴いて
同じように何となく生きて死んでいく

まぁそれも悪くはないな 一生懸命 バカみたいだって
言い聞かせる自分にも疲れてんだろ?

君は上手くやっていけるはずさ 欲しかったのはそんな言葉じゃなくて
確かな自分に出逢いたいんだ 目まぐるしい情報の海の中で

また 変わり出した世界に今 置いて行かれそうな気がして
待って 待ってって叫んでる
『いつの間にか君はきっと君自身を殺してしまったよ。後悔してるかい?』

新しい色を次から次へと塗りたくって 気づいたら僕は誰だ?
あまりにたくさん混じりすぎて もうどれが本当か分からないよ

でも 優しい自分がいたり 残酷な自分がいたり
ずるい自分 強い自分 弱い自分がいたりして
綺麗ではないけれど それが誰の色でもない
僕だけの色なのかも

だったら 嫌なこと辛いことウンザリするようなことも Changin’ Changin’
動き出した世界に今 置いていかれそうになっても Goin ‘Goin’
いつの日も僕がきっと僕らしくいられるように
『そうだ。全部、僕だ。』
ほら まだまだ どうだい 行けるかい?

なぁ、ミスターカメレオン

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