ハン・ジナ

  • 天窓~愛という孤独~ – ハン・ジナ

    見上げた天窓は心の穴のよう涙に染まった青空が見えるどうか抱きしめないで愛されるのがこわいのだって恋は恋はいつも終わるから人は人は孤独なもの愛しても愛してもひとつにはなれないだからごめんなさい 見上げた天窓に今夜は三日月が静かに横切りため息を運ぶたまに淋しい夜にあなたとお酒飲めたらきっとそれでそれで心あたためて愛は愛は孤独なもの信じても裏切られ悲しみへ続くのだから愛さないで 人は人は孤独なもの愛して…

  • 砂時計 – ハン・ジナ

    さらさらと砂時計さらさらと落ちてゆくまるで愛が愛が崩れ落ちてゆくようにどうして男の人はふたりの女を愛せるの?あなたの心の中に別のひとがいたなんて…私にはあなただけあなただけだったのに かなしくて砂時計投げつけた白い壁涙枯れたこころ砕け散った青い部屋どうして男の人はふたりの女をだませるの?それともどちらのことも愛してると言うつもり?あなただけ信じてた信じてたひとなのに どうして男の人はふたりの女を愛…

  • 恋炎舞 – ハン・ジナ

    女心の 奥底に点いた小さな 恋の火よ無理に消すほど 消しきれずきつくくちびる 噛みしめる紅々と ただ 紅々と…闇に焔が 舞うごとくメラメラと ただ メラメラと 身を焦がし…恋の炎よ 燃えさかれ 男心の 迷いなど土になっても わからないこれが最後と 言えるのは今も昔も 女ゆえ紅々と ただ 紅々と…その身紅蓮に 焼き尽くしメラメラと ただ メラメラと 狂おしく…恋の炎よ 燃えさかれ 紅々と ただ 紅々…

  • 愛された日々は過ぎても – ハン・ジナ

    あふれる涙 くちびる寄せて哀しみぬぐってくれたひとあなたの腕が 隣りにあればこの世にふたりだけでよかった太陽が落ちて 星が砕け散ってもこわくはないわ あなたがいれば愛された日々は過ぎてもあのぬくもりは 消えないかなうなら いつかあの空でわたしを抱いて 抱きしめて 淋しい夜は あなたの好きなガーベラ飾って 眠るのよあなたがいれば 何もいらない想い出甘く 頬をよせるわこの胸の炎 やがて消える時まであな…

  • 二人だけのカルナバル – ハン・ジナ

    ひとりで生きてる女には優しい仕掛けが うれしいのあなたの事情はお見通し嘘はシャンパンで とかしましょう誰かを忘れて 飲みあかし少女の私に もどらせて今夜は酔いたい 気分なの罪と知りつつ さそうのよさあさ 抱いて 抱いて あげましょうキスを キスを あげましょう二人だけのカルナバル仮面をとれば また仮面… 恋とも愛ともちがうけどきれいなその目が たまらないあなたを追いかけまわすかも少し酔っぱらって …

  • 愛よりも深く – ハン・ジナ

    青葉が枯葉に 変わる頃ささいな喧嘩で 離れたこころ空を飛ぶ鳥よ 自由に飛ぶ鳥よどこへゆこうと しているの愛よりも深く あなたを…誰よりも強く あなた あなたを…何度も悲しみ のりこえて私の試練でしょうかなにげない時間 この手に帰れ ソファーのくぼみを なでてみるこのまま別れる 気がしてこわい咲いて散る花よ 枯れても咲く花よなにを信じて ゆけばいいとめどなく涙 あふれて…幸せな夢を みせて もいちど…

  • 別れの驛路 – ハン・ジナ

    これが二人だけの 最後の旅行(たび)とそっと胸(こころ)に 言い聞かせ涙こらえて 嬉しそうにあなたの横顔に 笑顔投げても愛の終わりの終着駅が 待つだけなのに 肩にもたれながら 甘えてみても詫びるあなたが 可哀想二泊三日の 薄い倖せ時間よそんなにも なぜに急ぐの愛の未練は各駅停車 あの日のままで もしも紙の切符 破れるならばちがう人生(レール)が あったはず車窓(まど)に浮かんだ 白い雲には帰らぬ想…

  • 人待岬 – ハン・ジナ

    海を越えたこの恋 夕陽(ひ)がまた沈む遠い約束 胸を染めるけれど心 身体 ひとりでは 守り切れない女は 女は愛だけで女は 女は希望(ゆめ)だけで生きてゆけない 冬の 人待岬 海の深さそれより 愛する深さ溺れ流され 貝になっていいわ今度生まれ変われたら 海鳥になる冷たい 冷たい悲しみが冷たい 冷たい夕やけが涙運ぶの 冬の 人待岬 女は 女は愛だけで女は 女は希望(ゆめ)だけで生きてゆけない 冬の 人…

  • かもめの街 – ハン・ジナ

    やっと店が終わって ほろ酔いで坂を下りる頃白茶けたお天道が 浜辺を染め始めるのさそんなやりきれなさは 夜眠る人にゃ分からないさ波止場に出れば カモメがブイに2,3羽一服しながら ぼんやり潮風に吹かれてみるのがあたしは好きなのさカモメよ カモメよ淋しかないか帰る故郷があるじゃなしおまえも一生 波の上あたしも一生 波の上あ~あ~ ドンブラコ いろんな人が居たし いろんな人が居なくなった泣いてくれるのは…

  • ひき潮 – ハン・ジナ

    いそしぎが 鳴く 砂浜にふたりの 足跡が 続いてる離れては また 寄り添って今日まで 愛して きたのですね 好きだという ただそれだけであなたを追いつめて いたのですか 波のように もう一度だけ強く 抱きしめて くれませんかあなたに 逢えたことだけが私の 歴史です あなたが落とす 白い砂残らず 手の平で 受けとめた幸せは 数えきれなくて想い出せない ものですね 黙って そばに いるだけであなたの …

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