チュール

思想電車 – チュール

田舎町、いい天気、横切ってゆく
独り言、僕に言う、「乗り過ごそうか。」

見知らぬ人 次々と 一緒に乗せて
ちらほらだけど
軽々と僕も乗せて
一日あれば ここまで来れちゃうんだなぁ

行き先のない旅を 少しでも僕は幸せになろうとする
夕暮れを見届けたよ
なんだか嬉しくて、夜が少しきれいに見える

長い旅 帰り道 忘れないように
日記を書いてるよ
君の顔、あなたの声、忘れないように
毎日読み返して

行き先のない旅を 少しでも僕は歩いて行きたくて
夕暮れを見てたら 少し寂しくて…
一人ではいれないんだよ

遠くまで目を凝らして
あそこだよ!ほら いつでも見えるでしょ?
夕暮れに間に合ったから
なんだか嬉しくて、ちょっと温かくて、
夜が少しきれいに見える

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二人並んで – チュール

早起きした日の まだ白く濡れる風いつになっても僕の憧れるもの当たり前のように並ぶ影を愛しむこといつになっても僕の憧れるもの君がいて 僕がいること 変わらず近くに

やさしさを考えてみる – チュール

何もかも嫌になった 部屋は散らかるし 肌は荒れるしなんか、だらしない人みたいだ何もかも好きになって 人を許せたら 強くなれたらきっと綺麗でいられるんだろうに未熟

願い – チュール

水面の月を 幾度とかき消した 細波「偽物だから」と言わんばかりに夜空の月を 眺めてみたものの 結局本物は私だけのものにならないどこにても私は私だと願い事のように

約束の木の下で – チュール

綺麗に散るために 満開に咲かそう僕らこの木の下で また春を待つ一つ、また一つ 花開いて周りの木は華やかに一つ、たった一つ 咲き遅れて蕾を付けて立ってる花吹雪く中

可愛い君へ – チュール

急いで帰るからね起きて待っている可愛い君よ今すぐ帰るからね一人待っている君が心配だよ待ちきれずに寝静まる部屋 置き手紙があったよ「お手伝いしようとしたの。お皿を

雨音ワルツ – チュール

君の手で あの子の顔、撫でて寂しい目が涙で濡れてゆく君の手で あの子の手を引いて人は温かいって、忘れないでしょう綺麗なものだけ 耳を傾けてあなたは楽しそうに 自

そんな今日も、歩いてる – チュール

地面を歩く小さな虫のことなんかを考えて横にいる君をあてにして 僕は余所見して歩いてる真夏の陽射しは強くて 涼しい木陰を探すけど横にいる君をあてにして 僕は笑い話

ため息 – チュール

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苺日和 – チュール

風をすり抜けて 晴れた道へ 自転車を走らせる君とすれ違う 晴れた道へ 期待して走らせる夢を見ていたいよ恋をしたなんて 信じたくないのに君のところまで会いに行きた

木綿のハンカチーフ – チュール

恋人よ 僕は旅立つ東へと向う列車ではなやいだ街で 君への贈りもの探す 探すつもりだいいえ あなた 私は欲しいものはないのよただ都会の絵の具に染まらないで帰って染

離れて暮らすあなたに – チュール

朝食は抜かないでちゃんと食べてね 毎日忙しいだろうけど一日の始まりは満たされることから朝食は抜かないでちゃんと食べてね バナナ一本だけでもいいから心にも身体にも

微笑んでみるだけで – チュール

悲しみが絡まって ほどくことさえ諦めた理想なんて捨てた方が 楽になれると思うの『良い人』と言われたくて みんな必死なのいつだって人は一番 自分が可愛いから気付い

お風呂の時間 – チュール

ぬるいお湯に浸かって 今日一日を思い返してみる全部人のせいにした あまりにも勝手だったぬるいお湯に浸かって 今日の自分をちゃんと見てみる威張ってた体は 無防備に

S・O・S – チュール

男は狼なのよ 気をつけなさい年頃になったなら つつしみなさい羊の顔していても 心の中は狼が牙をむく そういうものよこのひとだけは 大丈夫だなんてうっかり 信じた

その瞳、意味深 – チュール

いたずらなその瞳 意味深ね新しい自分に出会うかなキラキラのSunny Day花柄カーテンも風におどる午後は新しい画用紙広げた子供みたい何からも自由でいたい鏡よ鏡

見てみてよ – チュール

ねぇ。考えてみて仰向けになった僕らの目の前を流れてく雲ねぇ。ひょっとして流れてるんじゃなくて、僕らが動いていたりしてね立ち止まってる今も 僕らはどこかへ向かって

夕焼け – チュール

高いビルの上から街を見下ろして 他人事のようにみんな急いで歩いている僕はそれを見ながら自分を見てるみたいだった寄り道するのは無駄じゃないよ風に揺れてみよう 吹か

足跡コレクション – チュール

道に迷った ここはどこだろう?自分が急に小さくなった小さくなって どこでも行けるそっちへ行けば帰り道だよまだ、まだ、見つけちゃダメもう少し、奥の奥へ…まだ…道に

ママのうた – チュール

ただいま 怒らないの?いつも私の味方私は泣くばかり一人じゃ何もできないずっと守ってくれた人あなたは私を見てる離れていても側にいてもどうして何処にいても私の悲しい

それが大人ってもんなのか – チュール

履き慣れない革靴で 泥の中突っ込んじゃって気取れば気取るほどに 格好悪く見えるもんだなぁスニーカーで無邪気に駆け回っていた頃の僕が「それが大人ってもんなのか。」

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