キノコホテル
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私の讃美歌 – キノコホテル
憂いの数だけ手にした 美しさを誇れ 貴方は負けない嵐の中で咲き誇る 薔薇はそう一輪で良いの ワイン傾けてセラピスト気取り誰か助けた つもりの私目元潤ませて 聞いてくれるけど救われたいのは 私です 敵ばかりを 作りながら手にした暮らしも 今はそれなりには 気に入ってるの褒めてあげましょう あなたは負けない嵐の中で咲き誇る 薔薇はそう一輪で良いの ひたすらに遠く伸びた雪道に途方に暮れる 朝があっても …
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夜はおあずけ – キノコホテル
そうねやっぱり 私が数段上ねあなたなんか ライバルにもならない誰が見たって 器が違うのよ思い知って 身の程弁えなさい 誰かの周りチョロチョロ 取り巻いてばかり思惑がバレバレよ お・あ・ず・け Saturday Night悪いけどお先に失礼無駄話をしてる暇などないの 何処へ行くの 旅の途中は予報なんて あてにならない現在は現在で 未来は未来の風を起こせ 嵐の目になれ 一度くらい 地べた這いずりなさい…
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青き斜陽 – キノコホテル
艶々の赤い自転車ブレーキ音高く鳴らして階段を上る靴音掠れた声で起こして 朝一のニュース眺めては取り残された気分になったもう若くないよね、なんて言いたいだけ ただ何となく大人になった 微熱が引いて 日が暮れて長く伸びた 影を踏みながら開かない踏切の警報だけが鳴り響いてた そして今 きみはもういない近過ぎず 離れ過ぎもせず刻んだ時間に果たして何の意味があったというのだろう そんなに赦せぬものなのか私だ…
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諦観ダンス – キノコホテル
私のドアに触れないで気が向いたら出て行くから訳知りな顔で近付かないであなたが思うほど優しい人なんかじゃない勘違いしているわ 騒がしくしていよう何も聴こえぬようにあの拙すぎる唄も落ちがない噺も 止まない雨の音弧を描き踊る Saturation眠れないまま ひとり燃え滓のように溶けてゆけ 終電を逃してぶつかる肩 怒号飛び交う街は薄汚れた打算と 転落の呼び水だらけ皆んな皆んな、のっぺらぼう 泣けない夜が…
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暦日フィナーレ – キノコホテル
ちょっと 何処みて歩いてんのよボサッと してたら置いて行くわよブスッと してても良いことないしスパッと キメて先を急ぎましょ 肩で風斬って高いヒール鳴らしてつい目立ってしまうのそれが私よ Hey my girl こう見えて意外と可愛いとこあるのよひとつ騙されてみる?悪く無いわよ Hey my boy 分かってるわ 黙って付いておいで振り回して 欲しいんでしょもの好きね 羽目外して 何処までも飛び回…
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渚の残像 – キノコホテル
夏のイヤリング熱で染まる頬きみの 足跡を波が 消していく 風が 廻り出す空で 停止飛行今に朽ちそうな 白い砂の城壊して良いのは 私だけ 溶けたアイスクリームそれは束の間の夢と狂騒と愛の残滓みたい 寄せて返しては元の海に非ず消えぬ 面影に石を投げた 夏のイヤリング熱で染まる頬きみの 足跡を波が 消していく 人気の新着歌詞 マリアンヌの恍惚 – キノコホテル 心凍る朝に 音も立てぬ雨よ棘を…
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五次元Surfin’ – キノコホテル
いいじゃない 誰だって気の毒な生き物よ 皆んな隠れて居ないで 今夜から貴方 生まれ変わるのよ そうよ 野放図に消魂しく叫び回れ 嗤われていいから後悔よ さようなら責めてばかりの夜も 絶望の朝も来ない 埠頭に揺れる 灯りがほら増えては滲むわ 遊んでる つもりでも浪費して居るだけの 時間夢は何時迄も 続かないと気付きたくはないけれど いいの 潮風に身を任せて叫び回れ 虚しくていいからこだまする 波音が…
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キネマ・パラノイア – キノコホテル
ほらね始まったわよ性懲りもないね勝負つけてあげようあたし 立行司 発気よいよい お立ち合い酒のつまみに泥仕合野次馬ども集まって恥知らずたちの騙しっこ 「見てみて私を幸せそうでしょ」誰かと比べて愉しいものかい 居場所も 秘密も全てが筒抜け数字は正直身売りが生業 そこの貴方 野暮なこと今だけは言わないで砂かぶりは如何?待ったなしよ 鋭い爪を立てて細い首筋 締め落とせ屈辱の血の雨を降らせてみましょう 今…
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アケイロ – キノコホテル
気易い言葉で 転がり落ちていく闇から闇へと 誘う人の群れ皆 囚われのお人形 火を噴く 太陽が大地を焼き払う処女の涙は 爛れた硝子の色拾い集めては血を流す 泣いたら良い乾涸びるまで壊れて しまわぬように貴方はもっと素直だったそうでしょう 思い出して 止めないで その激情を迸るまま躰ごと 全部剥き出して髄は何色? 誰も貴方の顔は見ないよせめて隣に居てあげる 試して試されて変われるものならば今頃私は 眠…
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カモミール – キノコホテル
あなたによく似た人を 夢で見たのよ 忌々しいわ二度と会いたくもないのに 悪びれない調子でお茶なんか飲んでる こだまする 地下道のハイヒールの音ラッシュアワーに消えた 隙間に香る 思い出なんて あてにしないでお気に召すまま 書き換えながら忘れなさい 本当の私 本当のあなた見破ることなんて 求めてないのよ 私ただ あなたの悪夢になりたかった。 動じない 声色で取り繕っても苛立ちを隠せない 毎日だった …