じゃっく

Blood of Rose – じゃっく

enere femfe fyra tevfav vycelav vycelara
ullasala vcerrev talala tavylaqiu lyserrev

霧深い森の奥
選ばれし少女が独り
逃れられぬ誘いに
涙流す憐れな生贄(アニュス・デイ)

見つめている
遠くから私の花嫁よ

薔薇色の円舞曲を
貴方に聴かせてあげよう
果てなき憐れみと
なお限りなき喜びを

誓いの口づけは
今はまだしないでおこう
やがて貴方が咲き
自ら求める時まで

闇が降りる森の果て
辿りつく古城に孤(ひと)り
そこに咲く一輪の
紅い薔薇に少女は触れた

華麗(はな)の棘の甘い毒
もう抗えない

薔薇色の処女よ
貴方はやがて知るだろう
耐え難き渇きと
逃れえぬ血の呼び声を

誓いの口づけを
求めて跪くがいい
貴方は咲き乱れ
白い肌は紅く染まる

遥か究極(さいはて)
共に悠(ゆ)こうか
全ての希望(ゆめ)が
灰に還る契約の刻限(とき)まで

薔薇色の円舞曲を
貴方と踊ろういつまでも
果てなき哀しみと
なお限りなき悦楽(よろこび)を

誓いの口づけを
今交わそう さあ、永遠を
少女は一輪の
紅い薔薇へ生まれ変わる

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