月明かりの下 — 酒井法子

ああ 月明かりが ほほに宿る 幸せ照らすの
ああ その吐息を その眠りを どうぞ今はただ
そっと見つめて 守って

穏やかにめくる 変わらぬ日々の頁
あなたは仔犬みたい 静かに寝息たててる
今 全てをゆだねている

ああ 本当の愛 それは人を 臆病に変える
ああ いつの日にか どちらか先 この世去る時の
痛み恐くて おびえる

木漏れ陽の道を あなたと二人歩く
ふいに風はささやくの 言葉にならない何か
胸の奥を切なくする

ああ 本当の愛 それは人を 弱虫に変える
ああ あなた無しで 生きてくこと 二度と出来ないよ
そうよ 二人は出逢ったの

やがて 花は芽吹いて 咲いては散ってゆくけど
めぐりゆく季節を越えて 変わらないものがあるの

ああ 月明かりが ほほに宿る 幸せ照らすの
ああ その吐息を その眠りを どうぞ今はただ
そっと見つめて 守って…