蜃気楼 — 西城秀樹

都会の砂漠独り 歩いて何処へ辿り着く
お前の面影さえ 失くしたままのあの日

崩れゆく灰のよう 俺を呼ぶ叫び声今 確かに聞こえる

もう一度だけなら 立てる気がした
焦げつきそうなこの身体
闇に塵の世 一筋の光求めて
どうにもならないと諦めていた
胸が引き裂かれる痛み
欠けた月の夜 蒼白く光る
蜃気楼

無数のビルの光 あの日の空へ溶けてゆく
暗がりに身を潜め 淋しさ癒える日まで

流れゆく時のよう 俺を呼ぶ最果ての渦 誰にも見えない

もう一度だけなら 勝てる気がした
傷だらけでも構わない
夢は幻 目の前の現実(いま)を生き抜く
どうしようもなくて叫び続けた
あの日の俺はもういない
永遠の魂 二度と探せない
蜃気楼

もう一度だけなら 立てる気がした
焦げつきそうなこの身体
闇に塵の世 一筋の光求めて
どうにもならないと諦めていた
胸が引き裂かれる痛み
欠けた月の夜 蒼白く光る
蜃気楼