風よ吹け — 石原詢子

夢という名の 女の人生(みち)に
ありはしないわ 近道は
風よ吹け 雨よ降れ
耐えて待ったら 晴れ間ものぞく
夜が明ければ 明日(あす)も来る

好(す)いた惚れたは 儘(まま)にはならぬ
男ごころは 天(あま)の邪鬼(じゃく)
風よ吹け 花よ散れ
たとえ枯れても おんなの恋は
いつか二度咲き 三度咲き

渡る世間の しょっぱさ苦(にが)さ
今は苦労の ど真ん中
風よ吹け 雪よ降れ
寒い冬でも 情けのぬくみ
借りて希望(のぞみ)の 春を待つ