みれん酒 — 石原詢子

お酒にすがる 悲しさを
きっとあなたは 知らないでしょう
夢の数だけ 涙も枯れた
駄目になるとは 知らないで
みんなあげたわ あなたには
想い出が泣いている
幸せみれん酒

あなたの側(そば)で 尽くしたい
それが私の 生きがいでした
信じられない 別れたなんて
こんな気持ちじゃ もう二度と
他(ほか)の男(ひと)など 愛せない
霧雨も泣いている
幸せみれん酒

夜更けの町は 人も無く
帰る家路は 淋しく辛い
今もあなたが 命の私
悪いところは 直すから
どうか私を 捨てないで
恋しさが泣いている
幸せみれん酒