涙化粧 — 真木柚布子

手鏡に涙 隠して
夜の化粧 口紅をさす 口紅をさす
信じても 逢う瀬短かい いで湯妻
この髪 この指 この爪までも
みんな愛して 欲しいのよ

奇麗だと 言葉 やさしく
着物姿を 褒められたいの 褒められたいの
盃に 想い
溢れる こゝろ酒
その顔 その声 その手の癖を
忘れたくない 私です

弱虫の 涙 ほくろが
みんな知ってる 私の運命 私の運命
命なら 迷うことなく あずけます
この頬 この肌 このほくろまで
好きなあなたの ものですよ