まだ思い出にはならない — 浜崎貴司

誰にだって一度はあるはず
消えてゆく恋にとまどい
どうしたって流れる涙を
ぼんやりと拭いもせずに

まだ思い出にはなれそうにもない
水しぶき上げた海辺の風景
ビーチサンダルを履かずに歩いたね
足の裏の砂の痛みの記憶

君にだって覚えがあるはず
走り去った夢から醒めて
思い出にするにはまぶしい
光 心照らすままの
夜が… 夜が…

甘くて切ない感情のやり場を
どんなに歳とっても上手くが扱えず
星のざわめくこの空を見上げて
恥ずかしいけど願い捧げる

笑わないで下さい 僕にも
こんな夜がまだあるのです
届かない想いの真ん中で
情けない男にさせる
あなた… あなた… あなた…

誰にだって一度はあるはず
消えてゆく恋にとまどい
どうしたって流れる涙を
ぼんやりと拭いもせずに

誰にだって一度はあるはず
消えてゆく恋にとまどい
思い出にするにはまぶしい
光 心照らすままの
夜が… 夜が… 夜が…