山の手の坂道 — 榊原まさとし(ダ・カーポ)

山の手の坂道を 君に似た人が来る
思い出をぬらすように 石だたみ雨が降る

ひとり窓辺で思い出追えば
静かにゆれてる アマリリス
スクールバス止って にぎやかな
金髪の子供達が行く

あの頃 クールに生きたかった僕には
愛などは信じなかった
素直なだけの君を気まぐれに抱けば
本当の愛ほしいといった

古びた倉庫 港のあたり
この窓でいつも見ていたね
新しい恋に夢中な僕を
いつも一人で待っていた

涙のかわりに 良く笑った君の
淋しさがわからなかった
この部屋を出てゆく君はポツリと
夏なのに寒いと云った

涙のかわりに 良く笑った君の
淋しさがわからなかった
別れて初めて気づいた事は
誰よりも…愛していた事

山の手の坂道を 君に似た人が行く
思い出をぬらすように 石だたみ雨が降る