うんじゅぬ島 — 桑江知子

少しずつあなたが育ってゆく月日の中で
少しずつ私も母になれた気がしている
上る時も 下る時も 唄を歌い歩きなさい
雨の夜も 風の朝も 月にかわり微笑みなさい
ふるさとはあなたがどこにいても変わらないから
風に舞う鳥のようにいつでも島におかえり

いつの日か雛は巣立ち羽ばたいてゆくけれど
いつまでも母は母のまま歳を重ねてゆく
進む時も 戻る時も 唄を歌い歩きなさい
雨の夜も 風の朝も 星にかわり輝きなさい
ふるさとへ帰るのに理由(わけ)なんて言わなくていい
風に舞う鳥のようにたまには島におかえり

上る時も 下る時も 唄を歌い歩きなさい
雨の夜も 風の朝も 月にかわり微笑みなさい
ふるさとへ帰るのに理由なんて言わなくていい
風に舞う鳥のようにいつでも島におかえり

その足で歩いた道をたどり 島におかえり