さよならの朝 — 日高のり子

今でも時々 想い出すんだ
二人で過ごした 遠い季節を
ひとつの夢 わけ合った
微笑みの輪郭

さよならの朝 風が吹いてた
眩しい涙 時を止めた

君の寂しさに 何も気づかず
愛されることだけ 求めすぎたね
永遠だと 信じてた
若い恋が痛(いた)む

また逢えるねと 無理に微笑(わら)った
手を振る君を ずっと見てた

愛されていれば それでいい
今はただ そう願うだけ…

君の忘れ物 ヘッセの詩集
ページめくるたび あの日が香る
長い髪を かき上げる
横顔好きだった

さよならの朝 風が吹いてた
眩しい涙 時を止めた

また逢えるねと 無理に微笑(わら)った
手を振る君を ずっと見てた

さよならの朝 風が吹いてた
眩しい涙 時を止めた

また逢えるねと 無理に微笑(わら)った
手を振る君を ずっと見てた