緋牡丹博徒 — 市川由紀乃

娘盛(ざか)りを 渡世にかけて
張った体に 緋牡丹燃える
女の 女の 女の意気地(いきじ)
旅の夜空に 恋も散る

鉄火意気地も しょせんは女
濡れた黒髪 緋牡丹ゆれる
女の 女の 女の未練
更けて夜空に 星も散る

男衣裳に 飾っていても
さしたかんざし 緋牡丹化粧
女の 女の 女の運命(さだめ)
捨てた夜空に 一人行(ゆ)く