竹 — 北島三郎

雪の降る日も 雨の日も
竹は節目で 伸びてゆく
人もまた 己(おの)れが道の一里塚
確かめながら 行けばいい
そこに出逢いも 彩りも
ああ…粛々(しゅくしゅく)と 行けばいい

月の世界に 憧れて
竹に託した 夢もある
人はみな 見果てぬ夢の夢灯り
しっかと抱いて 生きりゃいい
熱い想いを 温(ぬく)もりを
ああ…粛々と 行けばいい

花の咲くのは ただ一度
竹は寿命(いのち)が 尽きるとき
人もまた 上辺(うわべ)の花を飾るより
誠実(まこと)の花を 持てばいい
こころ豊かに しなやかに
ああ…粛々と 行けばいい