畳一間の 明かりを消せば小倉太鼓が 聞こえてくるよひとりぼっちに 寝酒が沁みりゃやけに故郷 恋しくて帰りたい 帰れない擦れた毛布で 泣き明かす泣き明かす心ひとつを 二つに分けて恋と夢との 狭間でゆれた月も片割れ 玄界灘に置いてきた日が 懐かしい会いたいよ もう一度遠い十九の あの人にあの人にその手に孫を 抱きたかろうに詫びても詫びれぬ 幾年月よアー ヤレソノ ヤンサノセー幼なじみも 祭りにゃ戻るあ
三味線(しゃみ)の弦(いと)なら 切れても張るが切れりゃ他人の 恋の弦吊るしぼんぼり 灯(あかり)がともりゃ桜七厘 七分咲き涙こらえる エー…神楽坂柳結びの 引き着の帯をあなたほどいて くれますか浮いて浮かれた さわぎの後はこころ乱れる 裾さばき酔えば揺れます エー…軽子坂石の畳も 黒塀路地も雨に濡れてる 隠れ恋夜明け参りの 毘沙門さまよおんな 七厘 七分咲き願い掛けます エー…神楽坂
月様 月様 どちらまでほど良い あかりの 窓の月目つき 腰つき 言葉つき落ちつき なくして 思いつききっと あの娘と 結びつき(アレ) 憎い人月様 月様 知らないの?あの娘は 札つき いわくつき手つき コブつき キツネつき嘘つき ヒモつき 運のつきハート キツツキ 吸血鬼(アレ) 言い過ぎた月様 月様 わたしなら家つき 顔つき おスミつきめでた めでたの 若松で紋つき ハカマで 箔もつき町はモチつ
愛して三年 口には出さず少し離れて あなたを見てたわたし不幸は 慣れてます落ちる涙よ 目尻で止まれ耳から心に 入るなよのれん揺らすな 忘れ雨すいせん一輪 飾っただけの橋のたもとの 小さな酒場わたし不幸は 慣れてます化粧濃い目に 涙をかくすあなたに愚痴など 言いません胸にしとしと 忘れ雨あなたの背広を 背中にはおり酔って眠った 帰らぬあの日わたし不幸は 慣れてますいつになったら 一言言える母さんごめ
昔 誰かが 言いました振られ上手は 恋上手愛(かな)しゃ愛(かな)しゃと 絃(しゃみ)が啼く愛(かな)しゃ愛(かな)しゃと 絃(しゃみ)が啼く袖を通した 紅型(びんがた)は縁(えにし)織りなす 恋模様愛(かな)しゃ愛(かな)しゃと 身を焦がす愛(かな)しゃ愛(かな)しゃと 身を焦がす心変わりな 島人(しまんちゅ)は明日は宮古か 石垣か愛(かな)しゃ愛(かな)しゃと 待ち侘びて愛(かな)しゃ愛(かな
どこへも行くなと 抱きしめられてばかね幸せ 夢みた私ですあの胸の あの胸の ぬくもりを今も思い出すたび つらいのよ一人のお酒です あぁ 涙ですあなたの優しい あの瞳(め)に負けてすべて許した 女のこの肌をあの夜が あの夜が 幻だなんて信じられない 信じないせつないお酒です あぁ にがいです今日からあなたを あきらめますと決めたそばから 逢いたさつのります真心を 真心を あげたのになんでいつも幸せ 
火のない所に 煙が立って火傷(やけど)しそうな 仲になる三日つづきの 雨さえ晴れてもしや逢えそな 居待(いま)ち月オコサデオコサデ ホントダネ(そいやホントダネ)惚れて添えない 片割れ月夜昨日(ゆうべ)はあなたに 手枕されて今宵どなたの 膝まくらせめてなりたや 羽織の紐(ひも)に固く結んで 離れないオコサデオコサデ ホントダネ(そいやホントダネ)触れたら解(ほど)ける 一夜(ひとよ)の情けひとりで
ひきとめはしないけど何もかも夢なのね誰よりも愛してたあなたは憎い人それが私のせいならば別れるなんて出来ないわあなたがそばにいなければ私は歩けないもう少しいてほしいあきらめる約束の涙のかわくまでかわくまでひきとめはしないけど口づけはしないでねつかの間のしあわせに心がまようからそれがあなたのためならば哀しいけれどこれっきりねなぐさめはもう云わないで私は大丈夫もう少しいてほしいあきらめる約束の涙のかわく
潮来花嫁さんは潮来花嫁さんは 舟で行く月の出潮を ギッチラ ギッチラギッチラコ人の噂に かくれて咲いた花も十八 嫁御寮潮来花嫁さんは潮来花嫁さんは 舟でゆく花の都へ ギッチラ ギッチラギッチラコ別れ惜しむか よしきりさえも啼いて見送る 葦のかげ
人の歩いた道よりも俺が選んだ道を行くどうせ人生一度じゃないかそこのけ そこのけ でっかい夢を腹に収めて 俺が行く酒に浮かんだ面影をぐっと飲み干しわびてみる野菊一輪旅路の花よそこのけ そこのけ ご意見無用不器用取柄(とりえ)の 俺が行く今は淀みに潜んでも天を翔(け)行く竜となる嵐くぐって波風受けてそこのけ そこのけ 一本道を度胸千両の 俺が行く
妻と呼ばれる 幸せはこの手に届かぬ 夜空の星よ坂道淋しい 三宮(さんのみや)心は今でも あなたのそばにアホなアホな女で いいのです胸をつら抜く 六甲おろし六甲おろしに颯爽と蒼天翔ける日輪の青春の覇気うるわしく輝く我が名ぞ阪神タイガースオゥオゥオゥオゥ阪神タイガースフレ フレ フレ フレつらい噂が 続いたらいつかはあなたの 重荷になるわ湯の町但馬(たじま)の コウノトリ私に下さい 幸せひとつアホなア
恋の抜け殻 抱きしめながら泣けばつられて 蝉が鳴くすがる私の 瞳(め)を逸(そ)らし冷たく背中を 向けた人…つらいつらいつらい涙の 蝉しぐれいっそあなたを 憎めたならば泣きはしません こんなにも心変わりの 行く先は聞きたくなかった あなたから…胸に胸に胸にしみます 蝉しぐれ夏の短さ 命の脆(もろ)さ知って泣くのか 蝉の声熱い想いを 燃やしても幸せ一夜で 崩れ散る…恋は恋は恋は哀しい 蝉しぐれ
妻と呼ばれる 幸せはこの手に届かぬ 夜空の星よ坂道淋しい 三宮(さんのみや)心は今でも あなたのそばにアホなアホな女で いいのです胸をつら抜く 六甲おろしつらい噂が 続いたらいつかはあなたの 重荷になるわ湯の町但馬(たじま)の コウノトリ私に下さい 幸せひとつアホなアホな女で いいのです白い湯煙り 面影揺れる恋はしません もう二度とこの世で一人の 命のあなた涙のしずくか 淡路島変えられなかった ふ
雨がひと粒 くちびるを濡らしてあなたを 想う夜東京しぐれに 追われるようにいっそこの町 捨てたならあなた捜して くれますか哀しい夢ですね あゝ恋みれん命すべてで 尽くすほど重荷になるのね 男には東京しぐれに あなたは消えてどこの軒端(のきば)で 雨宿り熱いお酒に 誘われて涙が止まらない あゝ恋みれんおんな心の 寂しさに思い出寄り添う ひとり傘東京しぐれの 灯りの向こうどこか似ている うしろ影いつか
恋の終わりの 涙のように頬にポツリと 走り雨但島(たじま)湯の町 朱色(あか)い橋傘をさしても こころが濡れるおんな未練の… 城崎しぐれ他にいい男(ひと) 探せばいいとなんで悲しい ことを云うカラリカラコロ 下駄の音ひとりぼっちが なおさら沁みる湯の香せつない… 城崎しぐれ傘のしずくを 振り切るように拭(ぬぐ)いきれない この思慕(おもい)石の灯籠 夢灯り追えば倖せ スルリと逃げるおんな未練の… 
火事と喧嘩は お江戸の華よ俺が出なけりゃ おさまらぬ意見御無用 この赤鞘(あかざや)は義理と情けの 二本差し男 安兵衛 喧嘩花なに、今何時だ?四ッツだと、ええい間に合わぬか…おのれ卑怯千万、村上兄弟!待っていてくだされ、伯父上殿…安兵衛、必ず助太刀いたし申す武士の魂、桜花むざむざ散らして なるものか!五合枡酒(ますざけ) 一気に干して高田馬場まで 虎走り車(くるま) 袈裟斬(けさぎ)り 真っ向割り
昇る朝陽に 拍手二つ晴れのこの日を 祝おうじゃないか若い二人の 縁(えにし)の糸がくるり くるり くるり円(まどか)の円(えん)を描く花の笑顔が 揃いぶみひらり稲妻 青田に跳ねりゃ夢がほころぶ しあわせ実る時に冷たい 浮世の雨は愛を 愛を 愛を育てる力水飲んで寿(ことほ)ぐ 夫婦雛富士の高嶺の 花嫁姿今日のお前は 日本一さ通う心は 親なら子なら拭う 拭う 拭う涙のあたたかさ門出めでたい 祝い歌
扇逆手に 差し出して舞えば序の舞 恋の舞浮いて浮かれた その後でもっと他人に なるあなた三味線も泣きます 花街しぐれ嘘も誠も ないまぜに夢もうつつの 朝が来る妻という字に 目をそらし傘を傾げる 吾妻橋後ろ髪引く 花街しぐれ格子づたいに 雨が降る待てど暮らせど来ぬ人はきっとこのまま 逢えぬままいつか隅田川の 捨て小舟口紅も哀しい 花街しぐれ