今日から俺の おまえだとお猪口差しだし 夢を酌ぐあなたの笑顔が 嬉しくて思わず涙が こぼれたの浮草みたいな 女だけれどあなた…あなたが… 終着みなと苦労に痩せた 泣き癖は俺が癒すと 肩を抱くあなたの大きな 胸の中忘れた故郷の 匂いです女の過去さえ 許してくれるあなた…あなたが… 終着みなと漁火みえる この部屋でふたり一から
好きなだけでは 添えない恋の涙隠した 泣きぼくろいつか も一度 抱かれてみたい女ごころの 願い川愛染橋の めぐり逢い…私ひとりの あなたにしたいそれは女の 罪ですかどうか 叶えて 一途な想いたとえ世間が 邪魔しても愛染橋を 渡りたい…そうよ 二人は
恋に咲いても いのちはいのち義理に散っても 花は花おひかえなすってこの道 開けてもらいましょうか…女だてらに 仁義きる肌はくれない 鉄火肌変る時節を 嘆きはせぬが浮名ばかりの たつみ風おひかえなすってけじめをつけに 参りましょうか…肩で泣いてる 緋ざくらも燃えて血染めの 修羅の坂あおぐ夜空を 染めては消える雪か花火か 人生はおひかえなすって盃うけて 別れましょうか…忍の一文字 抱いてゆくそれが渡世
ひとりで生きて ゆけるねと男の泪を 見せたひと逢いたい…逢えない… あのひとのやさしさを…こころでそっと 数えれば肩に冷たい 女のなごり雨蛇の目の傘に 寄り添って甘えたあの日は 遠い夢酔いたい…酔えない… 水割りに面影が…浮かんで消えて また揺れて窓にみれんな 女のなごり雨小雨がいつか 上がるよにあのひと忘れる 日は来るの逢いたい…逢えない… 恋しさにせつなさに…想い出まくら 濡らす夜はしのび泣く
貴方を愛した せつなさで私は一夜の 花になるこころも痩せて 身も痩せて逢えない夜に 焦がれ咲く夢の花です… 人恋椿貴方を誰かに 奪(と)られたら生きてはゆけない この世ではくれない色に 染まる肌やさしい胸に 躰(み)を投げる罪の花です… 人恋椿貴方の寝顔の 愛おしさいのちがやすらぐ 腕まくら情けの淵に 咲いたって夜明けになれば 散る宿命(さだめ)露の花です… 人恋椿
花のさかりを 修羅の道賭けて流れの 旅空夜空おんな一代 命はひとつ…野暮がもの言う 浮世とやらに咲かす誠の くれない桜髪の乱れの ひとすじに秘めてかくして 散りゆく恋よおんな一代 水盃に…今宵別れの 十六夜月夜(いざよいづきよ)燃えて哀しい くれない桜咲いて散るのが 宿命(さだめ)なら何も言うまい 心のうちはおんな一代 未練はないさ…義理のたて帯