紅葉(もみじ)が燃えて 秋が往(ゆ)き湯けむり恋しい 冬がくる好きで別れて 都会の暮らし責めているよな 風便りごめんごめんよ それ切りで忍ぶみちのく 遠花火達者でいるか 忘れたかそれとも待ってて いるだろかビルの谷間に 明かりを点し下り列車が 駆け抜ける度乗って行きたい 行かれない耐えてみちのく 遠花火鞄(かばん)に詰めた 夢ひとつつかめば帰れる 手土産に何をくよくよ 悩んでいると叱る地酒の ほろ
一歩踏み出しゃ 戻れないまして男の 生きる道夢を背おって 故郷(くに)を出て浴びた浮世の 雨や風無駄にするまい この命ひとり浮かべる 湯田川の月ついて来るなと 云いながら向けた背中の やるせなさまぶた閉じれば 見えてくる愛(いと)しあの娘(こ)の 泣きぼくろ忘れられよか 峠道あれは八月 湯田川の月ひとつ越えても その先に続く試練の 山がある落ちて ころんで はい上がる口に出すまい 泣き言は今は我慢
山が高けりゃ 谷間も深いけ落されたら はい上がれ凛として たじろがず迷わず恐れず 振り向かず夢はひと筋 夢はひと筋 最上峡鷹よおまえは 何故越えて行くあんな険しい 頂きを風が啼く キリキリと行く手をさえ切り 突き刺さる心ひと筋 心ひと筋 最上峡紅葉(もみじ)浮かべて 流れる川も冬はしぐれて 凍りつくこの先に 道はなくそれでもつらぬく 我が道を命ひと筋 命ひと筋 最上峡
海に張り出す 岩の群れ海猫ばかりが 鳴いて飛ぶ苦労三年 まだまだ五年汗は心の しぼり汁夢の積み荷の 重さだけ生きて甲斐ある 笹川流れ夏と冬では 姿を変える朝陽(あさひ)がまぶしい 日本海雪をかぶった あの岩肌に松は根を張り 生きている決めた人生(みち)なら 男なら意地を支えに 笹川流れ弱音吐いたら 明日(あした)が逃げる強気の二文字(ふたもじ) 道しるべ生きて行くのは 不器用だけどひとり覚悟の 遠