あなたのお陰で私は普通にお掃除も料理も洗濯もヌカ味噌まで漬けるけど子供っぽいのはあなたに似たのでしょうか出掛ける前に父さんにはちゃんと挨拶も出来ましたあなたといえば最後まで忘れ物の確認ばかりさっきから私の友達に囲まれて笑ってばかりいるけれど私を見てくれない訳わかります目が合えばきっと泣いてしまうからどんなときでも笑顔を忘れないあなたに教えられたことあとできちんとお礼の言葉を泣かずに言えるでしょうか
夕暮れ間近の河川敷グランドで子供達がまたこの次の約束を終えたところ鉄橋を渡る快速電車照り返した夕日にかすかに頬を染める誰にも会わずに日曜日が過ぎていくただひとりここでこうして静かに川を見てる流れて行くのか流されて行くのか三度目の夏はすぐそこまで来てる少し淋しい位が好きになったのは誰のせいでも無いけれど本当の私へと帰れる所はこの街じゃそんなに無いってもう気付いてるあこがれ通りに暮らし始めた街で遠い夢
taxi とめるまでは二人になれるのにあなたは テーブルで 見送るのだって外は 夜更けの街風も冷たくてだからわざと「送ってよ」とあなたの前で他の人に頼んだわ時がサラサラとそのシュガーポットにこぼれ落ちてゆく砂時計あんなやつと思いながらふいに呼び出されついあわてて選ぶドレスいつもあなたの隣に似合うつもりでゆうべのこと気にしながら恋はあやふやねもっと強くなぜ激しく問い詰めないの今の私の気持をゆうべの出
曲り角で 息を整えそれでいいの 自問自答する若さまでも 犠牲にしては走るあなた それで悔いはないただ やさしくなるのに時間はかかるからたまには各駅停車でいいただ 自分を探しに旅に出るのもいい気のないアイツの 電話に見切りつけ行くがいいどこへ心 向かっていくのそんな不安 どうでもいいじゃない恋も愛も 洗いざらいにさらすあなた 私と同志よただ 一人で膝だけかかえているよりも飛び出す景色に風を感じもう 
それはまだ私が神様を信じなかった頃九月のとある木曜日に雨が降りましてこんな日にすてきな彼が現れないかと思った処へあなたが雨やどりこんな時に何でも良いからあなたとお話をしてお友達になれたらどんなに楽しいだろうけれどあなたの気を引ける程すてきな娘ではないし風邪をひかないでと願うのがやっとだった娘は器量が良いというだけで幸せの半分を手にしていると誰かが云った意地悪なお話でもこっそりうなずいている自分が悲
銀色の舟を 空へこぎ出して月夜の晩に あなたに会いに行く私の想い かすかにそよぎ銀の帆を立て 静かに進むあなたの夢に 棲むのは誰銀色の舟と 一緒にうたう銀色の舟は 月のひかりをオーロラのように ゆらしてすすむあなたの夢の 入江で迷うわたしをはやく みつけてほしいあなたが好きよ あなたが好きよ銀色の舟と 一緒にうたう
たかが 恋の ひとつやふたついつでも ホラ 捨てられるわだってあなたの 愛になれずに終っていく 恋だもの傷つきはしない お互い様おの娘のことも 責められないはやく最後の 言葉きかせて私の心 揺らさないで涙なんか 流さないよ 風向きが変わっただけあなたの心 あの娘に 流れてくいちぬけたやさしすぎる嘘を重ねていつのまにか 見てた幻小さな歯車 きしむ音さえ聞こえないふりをしていただいじょうぶだから 私な
あなたの腕の中が 狭くなった訳ではなく私があなたの夢を閉じこめる狭い籠になるのが怖いからさよなら そう書きかけて 迷ったあげくの置き手紙あなたに逢えた倖せなんて月並みな言葉しか浮かばない人は誰でも無器用で悲しくなる位無器用でけれども誰にも夢がありぎこちない様な愛がある私の夢はあなたへたくそだけど 愛してた夢ならいつか覚めるよと笑ったあなたが哀しかった優し過ぎたら届かないけど優しくなければ 夢じゃな
ひきだしにしまっておいた 出しそびれた恋文は私からあなたへの 最後の手紙になるはずでしたあんなに深く愛されて あんなにせつなく別れた書きながら三度泣いて 出せなくて二度泣いた手紙を今 一枚ずつ マッチで火を灯せばふるえる文字が 胸を衝く本当に本当に あなたが好きでした春の鳥のように 手紙の白い煙がまっすぐに 青空に 舞い上がってゆきますそう丁度 春の鳥のように ようやくあなたから巣立ってゆきます明
コスモスが揺れてるなつかしいあの小径で秋風にあなたの笑顔が揺れたようです小さな想いは風に流れてゆくかしらあなたの住んでるあの街へと届くかしらねえ 静かに手紙を書こう一行だけ「お元気ですか」と
どんなに遠く険しくても自分の道はあきらめないどんなに涙流してもこの手に夢を掴むまで人は誰も生まれた時に夢と希望を握りしめてるけれど不安や孤独を知るたびにその掌さえ見えなくなる誰にも見せない涙の数だけ いつかきっと 笑ってみせるどんなに遠く険しくても自分の道はあきらめないどんな涙流してもこの手に夢を掴むまで“愛”という字を決して忘れないそしてあなたを忘れない“一人で生きてる”なんて思い上がり今日ここ
心の中を見透かすように朝焼けが眩しく私を照らす海岸線を電車は走る懐かしさに胸が軋む山の麓にとりどりの 花が揺れて乾いた私の心 穏やかにして潤してくああ 少しだけ時を止めてあの頃の素直な私に戻りたいああ こんなに愛していた 故郷この町 あの人 あの笑顔ホームにひとり立ちつくしている私の背中を押すように風に散った花びら一枚改札をするりとぬける何も無かったように 川のせせらぎ都会での色水を緩やかに流して
夜更けに聴いたルス電にはフルサトからの優しい声幸せになれ そんな言葉裏切るような恋をしているひとり暮らす都会心頼りなくて愛をねだる 淋しい指はすぐ近くにあったぬくもりによろめき日々のなかに 地獄を見る私の場合ただ弱さに気付くだけあの夜腕をほどいていたら今頃私どうしてたの別れる勇気 待てる覚悟どちらでもいい 欲しいと願うこんな気持ちでは帰る場所もないね愛に揺れる はがゆい肌はすべてを割り切って抱かれ
甘い手紙を 書いてください上手な嘘を 少しだけ混ぜて誰も私を知らない 遠くの町へゆくから真っ白なノートで やり直してみるからもしも 思い出してくれてもしも 私の場所がもしも ほんの少しでももしも 残っていたら甘い手紙を 書いてください上手な嘘を 少しだけ混ぜて誰にも見せずに 何度も読むから誰にも見せずに 抱いて眠るからやさしい時代もあったねあれはけして嘘じゃないよねそれだけのぬくもりでも生きられる
故郷行きの列車がホームを離れてゆく楽しげに学生達が手を振りながらなにげなく聞こえる懐かしい言葉この場所に もう幾度佇んだでしょう絵はがき売場で 故郷の川を見つけた帰っておいで子供に戻れるように風よ伝えて 私は元気とひとりじゃないよ いつもあなたは故郷行きの絵はがきが机の上で笑ってる強がりばかりの文字を見透かすように窓から見える都会の川も夕暮れにはあの頃と同じ紅の夕焼けに染まる生まれる前から ずっと
あの時手を振って「さよなら」と言ったねまた会うつもりであなた笑ってくれたよね「優しさは罪だよ」と背中に呟いたようやく気付いたの いつも私からだね電話いつか雨、雨、雨、雨 やはり身の程知らず雨別れる時あなた一度も振り返らないすべて幻と呼ぶにはあまりにもまだあなたの温もり指に残ってる歩道橋の上でいつも見送っていた人ごみに紛れてもあなただけ見えてた会う度に何故か寂しさ募るのは私の話ばかり あなたからは無
うつむきがちに 私は掌をみつめてる自分の人生を見つめているつかみそこねた愛を指でそっとたどってためらいに疲れて ため息つく今より少しでいいから勇気があればあなたのあたたかい指を離さずにすんだのにありきたりの別れなどしなくてすんだのにと流した涙の数を指折りかぞえみるついているついてないとかぞえてみるいつの間にか私の悲しみの数の方が自分の年よりも増えてしまった掌を鏡に写しさよならと云ってみるいつもと同
どんなにどんなに好きな人でもどうにもならない恋もあるたとえばあなたの庭の隅で人知れず咲くよな 花でいいのに本当はあなたと同じ時代に生まれただけで幸せな筈なのにいつかあなたの部屋で咲きたいなんて馬鹿な花だね 野に咲く花こんなにこんなに想い続けてもどうにも叶わぬ恋もあるたとえば私が先に出会ってもあなたはあの人を選んだだろう本当はあなたが見上げる月をどこかで見つめるだけでいいのにいつか気付いてくれる 見
つまりあんたは私じゃなくてあの娘を選んだお決まりの言葉をあんたは辛そうに言う「君は一人でも生きて行ける」と「アイツは俺無しじゃ生きて行けない」とあの娘に伝えなさい 無言電話お疲れ様と自分しか見えないようなお嬢ちゃんはあんたくらいが丁度いい涙ひとつ見えせずに あいつは笑ってたと風の向きが変わった 海がこれから時化るやはりあんたはあの娘の思い通りに動かされてしまった軽いチェスの駒教えてあげるけどこのゲ
手紙は何度も書いたばってん ひとつも出した事はなか嫌な事のあったときにただ 愚痴ば書いてみただけさあんたの事は気にしとるけど便りの無いのは良か便り私は変わらず適当やけどそれなりに頑張って生きとるあんたはもう忘れたやろうけど今日は風頭山のハタ揚げ電話も何度かかけたばってん 一度鳴らしてから 切ったたまに寂しゅうなったときだけあんたとつながっとる気がしてあれから5つ目の春が来て久しぶりにあんたの声聞い
人は皆、君のことを駄目な奴と笑うけれど僕だけは知っている本当の君のことを人は皆、君のことを意気地無しと笑うけれど僕だけは知っている君の勇気、君の力君は今、ほんの少し迷い道でうろたえてるだけ君を信じてるいつか本当の君に会える、そんな日が来る君を信じてる、君の笑顔どんな時でも、君を信じてる